令和2年6月記者会見(7月分)
と き 令和2年6月29日(月曜日)午前11時
ところ 鏡支所3階 大会議室
■新型コロナウイルス感染症に係る対応の状況
新型コロナウイルス感染症に係る対応の状況でございますが、緊急事態宣言が、全ての都道府県で解除され、約1か月が経過いたしました。これまで、市民の皆さんや事業者の皆さんにおかれましては、不自由な生活や営業の自粛など、感染防止対策にご協力をいただき、感謝申し上げます。
現在大きな影響を受けております、本市経済のV字回復に向けた市独自の支援策につきましては、様々な取り組みを実施しております。更に新たな支援策としまして、農林漁業者等の皆さんを支援するため、ひと月の売り上げが、前年同月と比べ50%以上減少した方々を対象としまして、法人20万円、個人事業主10万円の支援金を支給する「八代市農林漁業者等事業継続対策特別支援金」を7月1日(水曜日)から実施いたします。
次に「八代市中小企業等事業継続対策特別支援事業」についてのご報告でございます。相談件数は1,975件、申請件数は、法人315件、個人事業主808件で、支給金額は1億3千540万円となっております。
また、特別定額給付金につきましては、6月26日時点で、給付対象世帯数のうち、97%となる約55,000世帯に給付しております。申請期限は8月7日ですが、まだ申請されていない方は、早目に申請いただきますようお願いいたしますとともに、本市としましても更なる周知を図ってまいります。
コロナ禍は長期化が予想されておりますので、私も職員と一丸となって、市民の皆さんの命と健康を守り、地域経済の回復と活性化に向けて、全力でスピード感を持って取組みを進めてまいります。
■市政の動向
(1)令和2年度「日本遺産」認定
日本遺産につきましては、国が平成27年度から令和2年度までの間に、全国で100件程度を認定することとしており、本年度は69件の申請に対し、新たに21件が新たな日本遺産として認定されたところであります。ご承知の通り、今回、その中の一つとして、本市の「八代を創造(たがや)した石工(いしく)たちの軌跡~石工(いしく)の郷(さと)に息づく石造りのレガシー~」が、認定されました。今後は、官民が一体となった「八代市日本遺産活用推進協議会(仮称)」を早期に設立し、認定された日本遺産の魅力を広く情報発信するとともに、新たな観光商品の開発や受入体制の拡充を図り、「ユネスコ無形文化遺産と日本遺産のあるまち八代」として、広域的な交流を促進してまいります。
(2)八代市観光復興キャンペーン
「八代市観光復興キャンペーン」でございますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けまして、全国的な観光需要の低迷や外出の自粛、イベントやスポーツ大会等が中止や延期という状況になっております。これによりまして、本市の観光関係施設である旅館や民宿、ホテル、飲食店、観光施設等にも甚大な影響が出ております。そのため、まちの賑わいを創出し、八代を活性化させるための需要喚起の一助となるよう国が準備を進めている「Go Toトラベルキャンペーン」に先駆けて「八代市観光復興キャンペーン」を6月26日(金曜日)からスタートしているところでございます。
キャンペーンの内容は、熊本県内在住の宿泊者の方に、宿泊補助として上限6,000円の半額補助を行います。また、8月1日(土曜日)から周遊補助として宿泊者1名につき、2,000円のクーポン券を宿泊時に配布いたします。ぜひ、八代市の宿泊施設に宿泊いただき、8月にはクーポン券を使って、買い物や食事を楽しみ、タクシーに乗って観光地を巡るなど、八代を満喫していただきたいと考えております。県民の皆さんに八代の良さを知っていただくのはもちろんですが、市民の皆さんにも、この機会に地元のホテルや旅館に宿泊していただいて、八代の良さや温かさを再認識していただきたいと思います。
(3)八代市内をナビゲートする「くまモン」の設置が完了しました
八代港の寄港地としての魅力向上を図るため、平成31年度から整備を進めて参りました、市内各所への「くまモン」54体の設置が完了いたしました。設置した地域は、「八代市観光振興計画(後期)」において重点エリアに位置付けております、「八代城跡周辺」と「日奈久温泉街」の2箇所と、八代の陸の玄関口である「八代駅と新八代駅」を加えた3つの地域です。54体のくまモンは、それぞれ衣装やポーズが異なっており、例えば、駅長に扮したり、温泉に入ったりなど、観光客の皆さんをユーモアたっぷりに出迎えてくれます。
また、くまモン像に取り付けられたQRコードをスマートフォン等で読み取ることで、設置された場所の施設や観光地、イベント等を紹介するホームページ等に接続され、案内を見ることが出来るようになっております。今後は、新しく制作する「観光周遊アプリ」の中で、デジタルスタンプを活用した、周遊キャンペーンを8月1日(土曜日)から実施予定でございますので、市民の皆さんをはじめ、全国のくまモンファンの皆さんに、ぜひご参加いただければと思っております。
(4)令和2年度 6月政府要望(国土交通省等)
本市が緊急かつ重点的に対応する必要がある課題の解決や施策の推進を図るため、6月25日(木曜日)から26日(金曜日)の2日間にかけて、地元選出の国会議員の方々をはじめ、赤羽国土交通大臣、事務次官、その他関係する局長、所管課長など、60か所以上を訪問し、要望を行ってまいりました。要望の内容としましては、『南九州地域の拠点港湾「八代港」の整備促進』をはじめ、『球磨川水系の治水対策』や『八代海 北部沿岸道路構想の推進』、『国産畳表の需要拡大』に関する要望など、全部で13項目につきまして、強く要望し、ご理解いただけたものと考えております。
(5)令和2年度 7月政府要望(農林水産省等)
次に、7月8日(水曜日)から9日(木曜日)の2日間にかけまして、農林水産省や環境省などの関係する局長や所管課長、地元選出の国会議員の方々など30か所以上を訪問し、要望活動を行う予定としております。 要望の内容としましては、『八代地域のい産業を守る対策』をはじめ、『国営八代平野土地改良事業の推進』や『鳥獣被害防止対策』、『八代海の再生に向けた抜本的対策』に関する要望など、全部で6項目の予定でございます。これらは、本市が直面している喫緊の課題であり、早期の解決を図るため、しっかりと要望を行ってまいります。
(6)八代港の整備促進に関する要望(熊本県)
次に、県の『八代港 港湾計画』早期実現のための整備促進に関する要望を明日6月30日(火曜日)に蒲島知事に対して、行ってまいります。要望内容としましては、県の港湾計画に掲げられております、大型貨物船が潮の干満に関わらず入港することができる「水深14m航路の早期完成」やコンテナ貨物利用者の利便向上につながる「新コンテナターミナルの付帯施設の充実」、また、大型クルーズ客船の寄港増加に伴う、クルーズ船乗客の入国手続きの円滑化のための「出入国管理局及び動物検疫所の八代分室の設置に向けた支援」など、より利用しやすい港となることを目指し、「八代港整備・活用促進期成会」とともに、強く要望してまいります。
(7)オンライン八代くま川祭り
残念ながら中止となりました「第53回八代くま川祭り」の代替イベントでございます「オンライン八代くま川祭り」の参加募集を7月1日(水曜日)より開始いたします。これは、八代市内にお住まいの方やお勤めの方、八代市出身の方が、3密を避けて、個人または3人程度までの人数で、SNSを通じてくま川祭りの踊りを踊る様子を60秒以内の動画で投稿していただくというものです。
併せて、8月1日(土曜日)、午後7時からは、エフエムやつしろにて、特別番組として「オンライン八代くま川祭り」が放送され、その番組放送中に、それまでに投稿された動画をユーチューブで配信いたします。番組の中では、踊りの曲を流し、実際のくま川祭りさながらのMCをバックに、ご家庭等で踊っていただき、その様子を投稿いただくという企画も考えているところでございます。
また、お子様へのインタビュー企画も考えておりますので、是非ご協力いただきますようお願いいたします。
さらに、投稿いただきました動画の中から表彰を行うこととしており、仮装大賞、よく笑ったで賞、よく踊ったで賞等を決定後、8月下旬に市ホーム
ページで発表いたします。その際、投稿された動画を編集し、一緒に掲載いたしますので、楽しみにしていただきたいと思っております。
八代市内にお住いの方はもちろん、八代市出身で県外や海外にお住まいの方も「ふるさと八代」を思い出しながら、ぜひご参加いただきますようお願いいたします。
(8)就職氷河期世代を対象とした採用試験の申込状況
就職氷河期世代を対象とした採用試験についてでございますが、昨日6月28日(日曜日)に一次試験を実施したところでございます。採用予定人員2名に対し、138名の方から応募をいただき、反響の大きさに驚くとともに大変ありがたく思っているところでございます。これから二次試験もございますが、採用後は意欲や能力を活かし、大いに活躍いただくことを期待いたしております。