令和2年2月記者会見(3月分)
と き 令和2年2月21日(金曜日) 14時00分
ところ 鏡支所3階大会議室
国内でもウイルス感染の拡大が伝えられております、「新型コロナウイルスへの対応」について、まずは、ウイルスに感染されました方々の早期の回復と感染の終息を願っております。
昨日、福岡県において2名の感染者発生の報道がされました。隣県での発生ということで、本市においても感染者が発生しても不思議ではない状況になったと、たいへん危惧しております。
また、同じく昨日、厚生労働省から『イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージ』も発表されています。
このような状況を受けまして、本日午後1時に、本市も「八代市新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、市が主催する各種イベント等について、「感染拡大防止という観点」から、開催の中止並びに延期について検討するとともに、各施設において感染防止対策等に努めるよう指示を出したところです。
なお、明日開催予定の、「ふれあいフェスタ」及び「ひとり金婚表彰式」の中止を決定しました。
今後、対策本部において、各部署間の情報共有を図り、市として迅速に対応していくこととします。
また、状況は日々変化しますので、市民に対しても、市ホームページなどにより迅速に情報提供を行いながら、適切に対応してまいります。
2月13日(木曜日)から2泊3日の行程で、台湾・台北市を訪問し、中華民国オリンピック委員会、中華民国バドミントン協会と本市との三者間において「東京2020オリンピック・パラリンピックホストタウン交流事業にかかる覚書」への調印式を執り行いました。
国のオリンピック委員会と一自治体とが、このように覚書を締結したことは、たいへん貴重であり、バドミントン以外の競技においても、今後の交流の可能性が広がったものと感じております。
今後は、覚書に基づきまして、「東京2020オリンピック」終了後に、大会に出場されたバドミントン台湾代表選手を本市に招き、市民と交流していただくことや、本市のバドミントン競技のジュニア選手を台湾に派遣し、スポーツを通した交流などを予定しています。
また今回は、昨年10月に大使に就任された「日本台湾交流協会台北事務所」の泉代表を訪問させていただき、本市の「ホストタウン交流事業」の内容や、基隆市との交流内容について、説明をいたしました。
泉代表からは、本市の取組みについて評価していただき、「今後も更に台湾との交流が進むよう、取り組んでほしい」とのお言葉をいただきました。
なお、日本台湾交流協会台北事務所では、Facebookを活用して、ホストタウン自治体の魅力を、一般台湾人に発信するイベントを実施されるということです。本市は、「600年の歴史ある日奈久温泉」や「秘境五家荘」などの観光地や、本市が誇る「八代妙見祭」や「全国花火競技大会」といったイベントなどを、紹介したいと考えています。
今回の覚書締結を契機として、台湾との更なる交流を促進したいと考えています。
■市議会3月定例会について
・会期 3月2日(月曜日)~3月24日(火曜日) 23日間
・開会日の提出予定議案は41件(予算17件、事件4件、条例20件)
■令和2年度当初予算(案)について
◇予算編成方針
一般財源減少の見通しを踏まえながら、「第2次八代市総合計画」の重点戦略についても、社会情勢の変化に対応して必要な見直しを行うと共に、すべての事業について、費用対効果を得られているかどうかをしっかりと検証し、限られた財源の中で、本市の人口減少克服と地方創生の更なる推進につなげる。
・一般会計当初予算 601億9,910万円(前年度比7.9%増)
・特別会計当初予算 341億7,548万円(前年度比0.8%減)
・企業会計当初予算 84億1,334万円(前年度比9.9%増)
■令和元年度3月補正予算(案)について
・一般会計の補正規模 14億7,334万円
◇「国の1次補正予算」関連事業【4億9,860万円】
◇通常の補正対応分【9億7,470万円】
■市政の動向
(1)「い草移植機・苗処理機」披露会
本市の基幹産業の一つであります「いぐさ」について、20年以上前に生産中止となっていた「カセット式いぐさ移植機・苗処理機」が、再び生産されることになりました。
これまで、いぐさ生産者から機械の生産再開について、切望する声が多く寄せられていたことから、県や氷川町、JAやつしろなど、関係機関と共に、メーカーに対して、生産再開の要望活動を行ってきました。
この要望活動がようやく実を結び、この度、株式会社クボタ様により、機械の生産を再開していただくこととなり、機械のお披露目会が、3月5日(木曜日)午後3時から、JAやつしろ本所において、行われます。
今回の「カセット式いぐさ移植機・苗処理機」の生産再開と、先の「いぐさハーベスタ」の生産再開とあわせて、作業の省力化が叶えられることにより、八代産いぐさの生産性の向上が図られるものと、大いに期待しております。
日本文化の象徴でもあります、畳・いぐさを守り続けていくためにも、今後も引き続き、取り組んでまいりたいと考えております。