令和2年1月記者会見(2月分)
と き 令和2年1月30日(木曜日) 11時00分
ところ 鏡支所3階大会議室
1月16日(木曜日)から19日(日曜日)まで、「ベトナム経済ミッション視察団」として、ホーチミン市内各所を訪問してきました。
その中でも、『技能実習生の送り出し機関』を訪問した際、現地の状況や課題について説明を受け、様々な意見交換などを行い、それを通じて、これからの多文化共生社会づくりに向けたいくつものヒントを得たように感じています。
また、在ホーチミン日本総領事館やホーチミン市人民委員会を訪問した際に、河上総領事から「領事館として都市間交流を支援していく」と、また、レ・タイン・リエム常務副委員長から「今後、八代市と協力していければと思う」といった、たいへん前向きな発言をいただきました。
今回の訪問を、将来的な交流の足掛かりにして、今後の取り組みに繋げて行きたいと考えています。
(1)八代港国際コンテナ貨物取扱量4年連続過去最高を更新(速報値)
八代港における国際コンテナ貨物の取扱量が、4年連続で過去最高を更新しました。
2019年の年間国際コンテナ貨物取扱量は、速報値で、対前年比1.9%増の22,678TEUとなり、2016年(平成28年)から4年連続の記録更新となりました。
熊本県により八代港に整備いただいた、大型ガントリークレーンを含む、新コンテナターミナルが、2018年(平成30年)4月に供用開始されたことにより、利便性が向上したことに加え、住宅用建材の輸入や原木の輸出が好調であったことなどが、貨物取扱量増加の要因であると考えられます。
また、船会社、フォワーダー(貨物利用運送事業者)、通関業者などの港湾関連の方々にご参加いただき、昨年8月に熊本市内で開催したポートセミナーなど、「八代港」のPRを行ってきた効果が現れてきているものと考えています。
この良き流れを継続させ、八代港の利用が更に広がっていくよう、引き続き、あらゆる機会を通じて、「八代港」のセールスに取り組んでまいりたいと考えています。
(2)龍峯校区 光ブロードバンドサービス提供開始に伴う記念式典
市民の皆さんからのニーズが高く、企業誘致を進める上で必要な環境と考える「市内全域での光回線の整備事業」を、市の重点戦略に掲げて、進めているところです。
その第1弾として、龍峯校区における光ブロードバンドサービスが、2月27日(木曜日)から開始されます。
この記念式典を、2月22日(土曜日) 午後1時から、龍峯コミュニティセンターにおいて執り行います。
今後も引き続き、日奈久、二見、東陽、泉、坂本などの「光ブロードバンド」未整備地区についても、令和4年度までの完了を目指すと共に、更なる企業誘致環境の充実を図ってまいりたいと考えています。
(3)2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会 ホストタウン交流事業に係る覚書の調印式
いよいよ2020東京オリンピック・パラリンピックの開催が盛り上がってきています。
本市は、昨年10月に、台湾の「ホストタウン」に登録されており、これに基づき、台湾と多様な分野において交流し、地域の活性化に取り組むこととしています。
この度、台湾オリンピック委員会、台湾バドミントン協会及び本市との三者間で、ホストタウン交流事業の実施に伴う覚書を交わすこととなり、2月13日(木曜日)、台湾・台北市において、その調印式を執り行います。
覚書では、東京2020オリンピックに出場する台湾代表選出と市民との交流や、台湾と本市のジュニアスポーツ選手の交流などが、盛り込まれることが予定されています。
(4)日本遺産への申請
(5)「歴史文化遺産を生かした地域づくり~八代の魅力と日本遺産~」講演会
本市には、「石工たちが残したレガシー」とも言える「石造りの文化財」が数多く残っています。
このような文化財を日本全国に広く知らしめる手段の一つとして、文化庁が所管する日本遺産の認定を目指して取り組んでいます。
昨年度は、審査の結果、残念ながら認定見送りとなりましたが、日本遺産認定も今年度が最後ということもあり、前回の申請では、「石造りの文化財が数多く残っている」ことをアピールしていたものを、「石工の活躍」に焦点を当てた内容に変更し、また、干拓事業に関するストーリーを充実させ、干拓事業と石工の活躍との関係性をあらわす記述の充実を図るなど、前回の結果を踏まえて、内容のブラッシュアップを図り、1月15日付で再申請を行いました。
今回は、「八代を創造した石工たちの軌跡 ~石工の郷に息づく石造りのレガシー~ 」というタイトルとしております。
これに関連して、「歴史文化遺産を生かした地域づくり~八代の魅力と日本遺産~」と題する講演会を、3月1日(日曜日) 午後1時30分から、セレクトロイヤル八代で開催します。
今回は、別府大学の 飯沼 賢司 学長を講師としてお迎えし、歴史文化遺産を活用した観光振興の取り組みに関する講演などを予定しております。
このような活動を通じて、日本遺産認定に向けた機運の醸成や『八代妙見祭神幸行事』のユネスコ登録に続き、地域の文化遺産を活かした、交流人口の更なる拡大と文化遺産の継承に取り組んでまいりたいと考えています。
(6)プログラミングスクールを通して“人を育て”“マチの賑わいを創出”する ハナハナワークス中村氏の講演会
地域の活性化につなげるため、ビジネスに関して意欲のある市民や移住者などが「新たな挑戦ができる環境」の整備に取り組んでおります。
その取り組みのひとつとして、プログラミングスクールや、起業・創業の支援を通して、地域活性化の実現を支援している『ハナハナワークス』の中村まこと氏を講師に迎えて、2月1日(土曜日) 午後1時から、市役所仮設庁舎会議室において講演会を実施します。
中村氏が関わってこられた数々の実践は、ビジネスを通じた賑わいの創出など、地域の活性化につながるものと考えていますので、プログラミングに興味がある方や起業・創業を考えている方だけでなく、多くの方に参加いただければと考えています。
(7)鏡西部小学校閉校式
鏡町野崎にある鏡西部小学校が、今年度末をもちまして、144年の歴史に幕を下ろすことになります。
この鏡西部小学校の閉校式を、2月16日(日曜日) 午後1時10分から、小学校体育館で実施します。
明治9年2月に尋常鏡小学校野崎分校として設立されました本校からは、これまでに約2,000名が卒業しています。
閉校式終了後には、在校生による学習発表会も予定されておりますので、卒業生や教職員、地域の方々と共に、鏡西部小学校の伝統や思い出を振り返り、そして共有していただく機会になればと考えています。