【八代市における消費者行政について】
近年、消費者を取り巻くトラブルは、生活文化の向上、情報化社会の進展に伴う環境の変化により、年々複雑、多様化しています。
また、若者から高齢者まで幅広い年齢層において消費者トラブルが増加し、新たな手口による消費者被害も後を絶ちません。
今年度は、新型コロナウィルスの感染拡大、災害に便乗した火災保険に関する詐欺など日常生活に深く関わる問題がいち早く悪用さ
れたトラブルに関する相談も増加しております。またインターネットの普及による若年層を狙った詐欺や、特に一人暮らしの高齢者を
狙った悪質な訪問販売、送り付け商法、投資詐欺など、巧妙化する消費者トラブルを未然に防止するにはまだまだ課題が山積している
状況です。
このような問題に対応するため、八代市では平成21年に消費生活センターを開設し、専門の相談員による消費者トラブルの解決や被
害の救済、啓発活動を通じたトラブルの未然防止に取り組んでまいりました。また、平成29年4月から広域的な対応として、氷川町、
芦北町と連携して消費者行政を進めています。
今後も相談体制の更なる強化に努めるとともに、各機関と連携し、市民の皆様が安全で安心して暮らせるまちづくりを目指して、継
続的に消費者行政の充実に取り組んでまいります。
令和3年11月30日
八代市長 中村 博生