本市では、これまで市民の皆様に満足していただける質の高い行政サービスの実現や最小の経費で最大の効果をあげるよう「行財政改革」に積極的に取り組み、着実に成果をあげてきました。
しかしながら、少子高齢化の進展や経済情勢の悪化など、本市を取り巻く環境は、大変厳しいものがあります。
このような状況を踏まえ、本市では、行財政改革に引き続き取り組んでいくため、市民の代表10人からなる「八代市行財政改革推進委員会」において、幅広くご議論をいただきながら、「第二次八代市行財政改革大綱」を策定しました。
この新たな大綱に基づき、本市では、市民の皆様の声を活かしながら、これからも不断に行財政改革を進めていきます。
■ 基本方針「
〜 市民と市が一緒につくるまちを目指して『一歩前へ』 〜」
これまでの経費節減・人員削減などの「量的改革」は、継続しながら、今後は、限りある予算・
人財(注1)・資産といった行政資源をいかに効率的に活用するかという「質的改革」に重点を置き、行財政改革に取り組んでいきます。
また、市民の目線を取り入れた改革を進め、積極的な姿勢で取り組みます。
(注1)
「人財」:本大綱では、職員を重要な行政資源と捉え、「人材」という言葉は、すべて「人財」と表記しています。なお、「八代市人財育成基本方針」においても職員を『人財』として位置づけ、人財育成に関する取り組みの連携強化を図ります。
■ 目標(改革が目指す姿)
(1)行政運営力の向上 −行財政運営の改革−
ニーズを的確に把握し効率的な行政運営を行うため、財源を効果的に配分し、優先順位により見直しを行なっていきます。
(2)組織力の向上 −組織人財の改革−
良質で効率的なサービスを提供するため、高い使命感と働きがいを持って職務を行う職員の育成を図ります。また、組織の適正化・スリム化を行いながら、縦割り行政からの脱却を図ります。
(3)地域力の向上 −市民協働の推進−
地方分権の進展により、住民自治が重視されます。市民、民間団体と行政が相互に連携して、新たな公共空間を形成していくことを目指します。
■ 推進期間
平成23年度から平成27年度までの5ヶ年間とします。
■ 実施計画(アクションプラン)の策定
大綱に基づく行財政改革を具体的・計画的に取り組むため、実施計画を策定します。策定しましたら、市民の皆様に公表いたします。
第二次八代市行財政改革大綱.pdf (PDF:1.0メガバイト)