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H27.8.31市長メッセージ

最終更新日:
 
平成27年8月31日(月)

 初めに、16年ぶりに熊本県を直撃しました台風15号につきましては、強い勢力を保ったまま、8月25日の未明に本市に最接近し、市内全域に被害をもたらしました。
幸いにも、重大な人的被害はありませんでしたが、強風により農林産物が被害を受けた他、施設のガラスが割れたり樹木が倒れるなどの被害がありました。
特に、坂本町枳ノ俣地区と木々子地区、深水地区では、風倒木により道路が寸断され、一時、孤立する集落が発生いたしました。
熊本県及び関係機関のご尽力により、26日夕方には孤立状態は解消されましたが、山間部では停電が長く続き、生活面でご苦労をおかけしたところでございます。
今回の台風で被災された多くの皆様方に、改めて、お見舞いを申し上げますとともに、復旧に向け、全力で取り組んでまいります。

 次に、「スーパー元気券事業」につきましては、7月4日の販売及び使用開始から2ヶ月足らずが経過しましたが、既に発行総額13億2千万円のうち、5割が換金済みとなっております。
その内容を見ますと、食料品や日用品といった既存消費はもちろんのこと、家電やリフォームなどの新規消費が多く見られ、国が求める消費の喚起による経済効果に、確実に繋がっているものと考えております。
 しかしながら、先の6月定例会最終日にも申し上げましたとおり、予想を超える反響で販売初日から混乱を招くこととなり、多くの市民の皆様にご迷惑をおかけする結果となりました。
これまで、市民の皆様から多くのご意見やご要望が寄せられておりますので、この場をお借りして、市としての今後の取り組みと考え方について述べさせていただきます。
 まず、本事業に対して、少しでも市民の皆様にご理解をいただくため、情報開示に努めてまいります。
これは、既に実施済みの販売統計調査や購入者に対する事前アンケート調査のほか、現在実施中、あるいは実施予定の自家換金調査や事後アンケート調査、換金統計調査などについて、ホームページや広報紙を使って積極的に開示していきたいと考えております。なお、多くの方が関心を寄せられている今回の代理申請につきましては、スーパー元気券を購入いただいた1万1,293人分の申請書を対象に 書類不備の有無などを再調査した結果、全て正当な手続きに沿って購入いただいたものと判断しましたので、追跡調査などを実施する予定はございません。
 次に、ご要望の多いスーパー元気券の再販売につきましては、一般財源による実施は困難であることから、今後国から同様の施策が示された場合は、市民の皆様のご意見等を十分踏まえながら、積極的に検討してまいりたいと思います。
 いずれにいたしましても、本事業に対する責任を全うするため、販売したスーパー元気券132万枚が一枚残らず使用され、消費に結びつき、本市経済の活性化に寄与することができるよう、努めてまいりたいと考えております。
 以上、スーパー元気券事業に関する、今後の取り組みと考え方といたします。

それでは、最近の市政の動向についてご報告申し上げます。

まず、大型コンテナ船にも対応可能な「大型ガントリークレーン」の整備により、新たな海外航路の開設が期待されます「八代港」につきましては、東南アジアの玄関口として成長著しい「台湾」との関係構築に努めているところでございます。
昨年7月には、台湾北部の港湾都市である基隆市を訪問し、「基隆港」と「八代港」の友好関係について、基隆港を管理する「基隆港務支社」との間で協議を行いますとともに、本年4月には、再度、同支社を訪問し、交流の詳細について内容を詰めてまいりました。
その後、6月には基隆市長及び基隆市議会議長を含む、40名の視察団が本市を訪問されるなど、相互に交流を深めてまいりましたが、このたび、「八代港、基隆港友好交流確認書」の締結準備が整い、今月10日、基隆市において調印式を執り行いました。

友好交流確認書では、「八代港と基隆港との繋がりをつくること」「コンテナ航路とクルーズ航路の就航に向けて協力すること」「両港の発展に資するため、経済をはじめとする様々な分野での交流を図ること」の3項目について、双方が協力して取り組むこととしており、市といたしましても、確認書の実現に向けて、最大限の努力を行う所存でございます。
今回の調印を契機として、コンテナ航路の新規開設はもちろんのこと、両港の相互交流が更に深まりますとともに、「基隆市」と「八代市」の間におきましても、経済、文化、スポーツなど、様々な分野での交流を進め、両市の繋がりを強めていければと考えております。
次に、7月9日と10日の2日間にわたり、本年度、前期の「政府要望」を行ってまいりました。
今回の要望では、
・八代地域の基幹作物である「い草」を守るための各種支援策の充実について。
・「八代港の水深14m岸壁に係る航路の早期整備」と「水深12m岸壁の老朽化対策」の促進について。
・坂本地区の河川改修や萩原堤防の補強等による、球磨川水系治水対策の促進について。
など、現在、本市が抱えている課題12項目について、国土交通省、農林水産省等の関係省庁をはじめ、「石破地方創生担当大臣」、「林農林水産大臣」「太田国土交通大臣」、地元選出の国会議員の皆様方にもご対応いただき、本市の課題と取り組みについて説明したうえで、必要な支援についてお願いをさせていただきました。

また、7月14日には、熊本県の蒲島知事に対しましても、大型ガントリークレーン及び新コンテナターミナルなど港湾機能の早期整備をはじめ、大型クルーズ客船の寄港に係る各種支援策の充実などについて、要望を行っております。
いずれも、本市にとりまして喫緊の課題ばかりであり、早期解決を目指して、今後も粘り強く要望活動を継続してまいります。

次に、昨年11月に就航し、世界で2番目の大きさを誇りますクルーズ客船「クァンタム・オブ・サ・シーズ」が、7月23日、中国上海から約6,000名の乗客と乗組員を乗せ、八代港に初寄港いたしました。
本船は、最新鋭の設備を装備する、全長348m、総トン数16万7,800トンの大型船で、市議会議長、商工会議所会頭をはじめ、経済団体の皆様方とともに、私も上海から乗船し、豪華で優雅な船の旅を体験してまいりました。
同客船は、本年9月と10月及び来年1月にも入港が予定されており、多くの観光客の皆様をお迎えしますことから、関係機関と協力・連携しながら、より大きな経済効果に繋がりますよう準備を進めてまいります。

次に、本市の新市誕生10周年を記念し、市制施行記念日である8月1日に、熊本県の小野副知事をはじめ、国会議員並びに県議会議員、市議会議員の皆様、そして多くの市民の皆様など、約600名にご出席をいただきまして、盛大に記念式典を挙行いたしました。
式典では、新八代市の「まちづくり」に尽力された多くの方々に感謝の意を表するとともに、出席者の皆様方と共に、10周年の節目の日をお祝いさせていただきました。
この日を、新たなスタートの日とし、市議会並びに市民の皆様と一緒になって、本市の発展に向け、なお一層、努力をしていく決意をいたしたところでございます。

次に、新市誕生10周年記念事業といたしまして、本市では初めてとなる「八代市中学生議会」を、今月6日に開催いたしました。
八代市内の17校、34名の中学生に参加いただき、中学生ならではの視点や柔軟な感性で、少子化問題をはじめ過疎化や経済活性化への対応、教育問題など、市政全般にわたる幅広い内容の質問をいただきました。

いずれも、今後の市政運営の参考となる素晴らしい質問ばかりで、未来の八代を担う中学生の「堂々」とした姿に、大変、感心いたしますとともに、とても心強く感じたところでございます。
参加された皆さんの、市政に対する理解が少しでも深まり、今後の八代の「まちづくり」に、関心を持っていただけることを期待しております。

次に、消防技術の正確さや速さを競う「第4回熊本県女性消防操法大会」が、今月23日に本市の球磨川河川緑地にて開催され、本市消防団女性消防隊が見事優勝されました。
今年2月から熱心に練習に励んでこられた隊員の皆さんは勿論のこと、選手の指導やサポートをしてこられた多くの関係者の方々に、心から敬意を表したいと思います。
全国的に消防団の団員数減少と高齢化が進む中で、女性消防隊の皆さんには、今回の経験を今後の消防活動に生かしていただき、地域の防災力の向上に繋げていただくとともに、10月に横浜市で開催される全国大会での活躍を願っております。

次に、「ふるさと八代」の魅力発信、及び自主財源確保の手法の一つとして取り組んでおります「ふるさと納税」につきまして、8月1日から制度の拡充を行いました。
拡充の内容につきましては、インターネットでの申し込みとクレジットカード決済を可能とした他、市外在住の寄附者へのお礼を充実させ、塩トマトの最高級品「ロイヤルセレブ」など21品目から選択できるようにいたしました。
特に、新市誕生10周年の限定特別企画として、100万円以上の寄附をいただいた方に、「八代亜紀さんの絵」をプレゼントするプランも準備しております。
今回の拡充によりまして、更なる自主財源の確保を図るとともに、特産品や観光等のPRを行うことで、本市の活性化に繋げてまいりたいと思います。

次に、毎年開催しております各種イベントについて、ご報告いたします。
まず、8月1日に、八代の真夏の祭典「第48回くま川祭り」を開催いたしました。天候にも恵まれ、メインの総踊りには、51団体、4,200名の参加者が、色鮮やかな浴衣や法被姿で踊りを披露し、新市誕生10周年の節目の日に相応しい、盛大なお祭りとなりました。

次に、8月14日から16日までの3日間にわたり「第16回全国小学生ABCバドミントン大会」を開催し、各都道府県での厳しい予選を勝ち抜いた、327名の代表選手が集い、気迫あふれるレベルの高い試合が展開されました。
期間中は、全国から延べ4,500名の方々が本市を訪れ、「バトミントンのメッカ八代」を印象付ける大会となりました。

以上、市政の動向について、お知らせさせていただきました。
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