博物館 松井文庫常設展示室のご案内
松井文庫は、旧八代城主松井家に伝来する歴史資料や美術品を保存公開するため、昭和59年に設立された財団法人です。博物館1階常設展示室では、熊本・八代だけでなく、わが国の歴史や文化を考える上でも貴重な作品群である松井文庫所蔵品を年間を通じ、常設展示しています。
松井文庫(4) 松井家の江戸参府
会期 12月26日(火曜日)~平成30年2月4日(日曜日)
内容 旧八代城主松井章之(1813-87)が安政3年(1856)江戸に参府した際、絵師杉谷雪樵(すぎたにせっしょう)を同行させ描かせた道中風景絵巻と関係資料(参府日記や参府土産など)を紹介します。
道中風景絵巻には、八代から江戸までの風景が、118場面12巻にわたって描かれており、今回の展示では、この絵巻全12巻のうち、熊本から下関にいたる第1、2巻、松井家の知行地山城国神童寺村と和泉国尾井村が描かれた第4、5巻、東海道が描かれた第8、9、10、11、12巻の計9巻を展示します。
また、章之がこの参府時に道中で買い求めた各地の土産物、道中書き綴った日記などもあわせて展示します。約150年前の美しい風景を見ながら、八代から江戸までの旅をお楽しみください。

こちらのページから、この展示の出品リストや絵巻の各場面を見ることができます。
http://www.city.yatsushiro.kumamoto.jp/museum/event/per_ex2/picture/2016sanpu.html
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松井文庫(1) 能面・能装束
会期 平成29年6月6日(火曜日)~7月9日(日曜日)
内容 旧八代城主松井家の歴代当主たちは、能を愛好し、その振興につとめました。このため、松井文庫には優れた能コレクションが伝来しています。これらは国内でも質の高いことで知られており、これまでに京都国立博物館「能面と能装束」(昭和39年)、京都・相国寺承天閣美術館「武家と能」(平成23年)、東京・国立能楽堂「松井家と能」(平成27年)などで全国に紹介されています。
今期展示している能面15点、能装束6点は、松井文庫所蔵品の中でも選りすぐりの名品です。ぜひ、ご覧ください。
http://www.city.yatsushiro.kumamoto.jp/museum/event/per_ex2/noh/16noh.html
http://mirainomori.jugem.jp/?eid=83

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松井文庫(3) 室内の彩り~屏風絵の世界~
会期 11月28日(火曜日)~12月24日(日曜日)
内容 旧八代城主松井家に伝来した屏風(びょうぶ)4点を展示します。
屏風とは、部屋の仕切りや装飾に用いる家具のことで、木の枠に紙または布を貼ったものを、2枚、4枚、6枚、8枚とつなぎ合わせ、折りたためるようにしたものです。1対になるのが普通で、これを1双(いっそう)と数えます。「風を屏(ふせ)ぐ」という言葉に由来します。
日本では、正倉院に伝わる「鳥毛立女屏風」が現存するもっとも古い屏風といわれており、安土桃山時代から江戸時代にかけて、金地のきらびやかな屏風が作られ、城郭の室内を飾りました。今回、展示する屏風は、八代城内の広間や松井家の屋敷を彩った屏風と思われます。その美しい世界をお楽しみください。
http://www.city.yatsushiro.kumamoto.jp/museum/event/per_ex2/picture/2016byobu.html
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