所在地・・・高島町

高島山はかつて竹島と呼ばれており、干拓が行われる以前は八代海に浮かぶ島のひとつでした。
高島では3基の箱式石棺が出土しています。
1号石棺・3号石棺は損傷を受けていますが、比較的残りの良い2号石棺は、砂岩の板石を組み隙間を粘土で埋めて作られており、石棺の内部には朱が塗られていました。
人骨・土器・鉄器などが出土しており、4世紀後半のものと考えられています。
石棺は調査終了後は現地に保存されています。
八代市内ではこのほか産島や大鼠蔵島等でも同様の箱式石棺墓群が発見されており、八代地方の古墳時代の特徴的な墓制の一つといえます。