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光明寺跡の木造阿弥陀三尊立像(県指定)

最終更新日:
所在地・・・市博物館寄託(光明寺跡は 岡町谷川1295)
木造阿弥陀三尊像(龍峯).bmp
 中世の相良氏の祈願所と伝えられる光明寺の本尊です。
 戦国武将でもあった光明院は、天正9年(1581)に御船城主甲斐宗運と響ヶ原の戦いで、主君相良義陽とともに討死しました。
 そのため廃寺になったようですが、慶長年間に再興され、現在は仏像を祀る収蔵庫だけが残っています。
 この三尊像は「来迎」とよばれる阿弥陀如来が極楽浄土から臨終者を迎えに来るときの様子を表しています。
 中央の阿弥陀如来は、桧の寄木造・玉眼で、親指と人差し指をつけた「来迎印」を結びます。
 左右の脇侍の観音菩薩(かんのんぼさつ)(両手を前にさしのべて蓮台を捧げ持つ)と、勢至菩薩(せいしぼさつ)(胸前に合掌する形)はともに桧の一木造です。
 平成15年に解体修理が行われ、阿弥陀如来は享保元年(1716)、勢至菩薩は鎌倉時代、観音菩薩は江戸時代にそれぞれ異なる仏師によって作られたものであることがわかりました。

中尊(阿弥陀如来像):木造 桧材 寄木造 玉眼 
脇侍(観音菩薩像、勢至菩薩像):木造 桧材 一木造 両腕別材 彫眼 
【銘文】
勢至菩薩立像躰内墨書銘
 「大勧進
   □□丹治氏
  大仏師僧長実」
阿弥陀如来立像躰内墨書銘
 「大坂本町五丁目
   大佛師隆山
   いせき松阿弥作」


名称・・・・・・・・・木造阿弥陀三尊立像(もくぞうあみださんぞんりゅうぞう)
指定ランク・・・・県指定
種別・・・・・・・・・重要文化財・彫刻
指定年月日・・・昭和36年11月21日
法量・・・・・・・・・中尊高さ 98.2㎝ 左(勢至) 58.0cm 右(観音) 56.5cm
制作年・時代・・鎌倉時代後期、江戸時代


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