2月23日、塩屋町笠鉾「迦陵頻伽(かりょうびんが)」の寒干しが八代小学校体育館で行われ、全校児童が見学しました。
寒干しは、解体された笠鉾の部材を収納箱から出して並べ、空気にさらす作業で、湿気や虫を取り除くことを目的に塩屋町笠鉾保存会が毎年行っています。昨年からは、子どもたちに妙見祭や笠鉾に関心を持ってもらおうと、場所を公民館から同体育館に移して実施しています。
並べられた部材は屋根や幕、抑え金具など220点。児童らは「あの(部材の)形すごいね」などと言いながら興味深そうに見て回っていました。6年生の志戸萌亜(もあ)さん、小嶋乃愛(のあ)さんは「普段見ることができない部材1つ1つを見ることができてよかったです」と話しました。
▲迦陵頻伽をいろいろな角度から観察する児童たち
▲並べられた部材。並べるときに、破損のチェックも行われます