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文化財さんぽ(15) 臥龍梅

最終更新日:

 

文化財さんぽ⑮ 

臥龍梅
(がりょうばい)


   ◆北の丸町
   ◆熊本県指定天然記念物
   ◆昭和57年8月28日指定
  
 2月中旬、大輪の白い花を咲かせる臥龍梅は、幹の形が地に臥(ふ)せた龍の姿に似ていることから、その名があります。梅は、寒さが厳しい時期に、いち早く咲くことから「百花の魁(ひゃっかのさきがけ)」とも呼ばれ、時代を先駆(さきが)けたすぐれた人物にも例えられます。
 臥龍梅のある場所は、もと八代城の北の丸だったところで、千利休(せんのりきゅう)の高弟(こうてい)でもあった細川三斎(ほそかわさんさい【=忠興(ただおき)】)が晩年を過ごしたところです。
 梅の近くにある「臥龍梅碑」(碑文は明治17年、鏡町の学者名和童山【なわどうざん】が作成)によれば、この梅は三斎が手ずから植えたもので、戦国乱世(せんごくらんせ)における三斎の活躍は人中の魁(じんちゅうのさきがけ)であったこと、三斎の後、八代城に入った松井興長(おきなが)、その父康之(やすゆき)の武勇も魁中の魁(さきがけちゅうのさきがけ)であったことが讃えられています。
 老いてなお、風格ある花を咲かせるその姿に、先人たちの活躍がしのばれます。

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臥龍梅
 
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