6年ぶりの寄贈
久連子鶏贈呈式
11月18日、久連子古代の里で久連子鶏贈呈式が行われ、肥後ちゃぼ保存会と熊本市動植物園から13羽が久連子保存会へ寄贈されました。
久連子地区で300年以上に渡って飼い続けられてきた久連子鶏は、肥後五鶏の一つで、県の天然記念物に指定されています。特徴の黒く長い尾羽は、久連子古代踊りに欠かせないもので、シャグマと呼ばれる笠に300本以上使用されています。平成19年には個人宅を含めた9件で54羽飼育されていましたが、テンやヘビの獣害で昨年2羽にまで激減し、存続の危機にあることから寄贈の運びとなりました。
肥後ちゃぼ保存会の今村安孝会長が「久連子鶏と久連子踊りを守ってほしい」と話すと、久連子鶏保存会の寺川直繁会長は「害獣から守り、大切に育てていきたい」と繁殖に向け意気込みました。
肥後ちゃぼ保存会と久連子鶏保存会の関係者
鶏舎の中に運び込まれました
寄贈された久連子鶏(雄)