宇宙への関心が高まりました
はやぶさ2を科学する講演会
7月8日、やつしろハーモニーホールで「はやぶさ2を科学する」と題した講演会が行われ、宇宙に関心を持つ多くの人が訪れました。
この講演会は、宮嶋利治学術財団が開催したもので、はやぶさ2に搭載された「弾丸衝突装置」の開発に携わった工学博士の村田健司さんが、同装置が完成するまでの実験映像や苦慮したエピソードを交えながら、爆破のエネルギーが宇宙開発においても有効に利用することができることを話しました。
はやぶさ2は、宇宙航空開発機構(JAXA)が開発した小惑星探査機で、2014年12月に打ち上げに成功し、2020年に地球に帰還する予定です。主な任務は、C型小惑星「リュウグウ」に着陸し、同装置で人工的にクレーターを作り、新鮮な地下物質を採取することです。
このミッションにより、太陽系の起源や進化と生命の原材料物質を解明し、生命の起源にも迫ることができると期待されています。
講演終了後には参加者から専門的な質問もあり、宇宙への関心が高まりました。
▲講演会では貴重な実験の様子などを見ることができました