雪もち食べて無病息災
八代神社氷室祭
5月31日、妙見町の八代神社で、夏場の健康を祈る氷室祭が行われ、多くの参拝客でにぎわいました。
氷室祭の起源は350年以上前にさかのぼります。1632年に細川忠利が肥後の藩主として熊本城の城主になった際、その父親である細川三斎が八代城の城主として八代に来ました。細川三斎が八代神社(妙見宮)を参拝した際に、住民が城主の無病息災を祈り、氷室に貯蔵していた東町の三室山に積もった雪を献上したのが始まりと言い伝えられています。現在は、雪に見立てた雪もちを食べて無病息災を祈ります。
氷室祭に初めて訪れた天草市の上村和寛さんは「雪もちは昔ながらの素朴な味で、どこか懐かしくおいしかったです」と話しました。
境内や参道の雪もちの屋台には行列ができ、参拝客は温かい雪もちをおいしそうに食べていました。
無病息災を祈る参拝者
お祓いを受ける参拝者
雪もちを食べる親子