世界の宝 九州5つの祭りが集結
祭WITH THE KYUSHU
平成28年11月30日(日本時間12月1日)に「八代妙見祭の神幸行事」を含む全国33の祭りが「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。これを記念し、それぞれの地域で受け継がれてきた祭りを多くの人に知ってもらおうと、登録された九州5つの祭りで「山・鉾・屋台特別巡行」を行う「祭WITH THE KYUSHU」が5月13・14日に福岡市で開催され、約18万人の人出でにぎわいました。これらの祭りが集まって特別巡行を行うのは初めてです。
参加した祭りは「八代妙見祭の神幸行事」をはじめ、福岡県福岡市の「博多祇園山笠行事」、福岡県北九州市の「戸畑衹園大山笠行事」、佐賀県唐津市の「唐津くんちの曳山行事」、大分県日田市の「日田祇園の曳山行事」です。八代妙見祭からは、「笠鉾菊慈童」、「笠鉾蜜柑」、「亀蛇」の3つの出し物、奉納団体約170人が参加しました。
会場周辺はたくさんの観客で埋め尽くされる中、各祭りの山・鉾・屋台が福岡市役所の周囲約500mを2周巡行しました。八代妙見祭の出し物が登場すると、笠鉾の手の込んだ細工や豪華な飾りなどに魅了される声やユーモラスな亀蛇の動きに驚きの歓声があがっていました。
家族も博多祗園山笠で担ぎ手をしているという福岡市の古澤希代子さんは「亀蛇の迫力ある動きやとても重い笠鉾を担ぐ姿に驚き、感動しました。いつか八代妙見祭を見に行きたいです」と話しました。
この他、「WITH THE KYUSHU」をテーマに、九州・沖縄の魅力を満喫できる観光PRイベントもあわせて行われました。
勢ぞろいした亀蛇、笠鉾菊慈童、笠鉾蜜柑とその参加者たち。後ろは日田祗園山笠の山鉾。