八代地域の中山間地域で初
農事組合法人「鶴喰なの花村」設立
清流に囲まれた山村集落である坂本町の鶴喰地区で、八代地域の中山間地域で初となる農事組合法人「鶴喰なの花村」が設立され、2月24日、さかもと温泉センター「クレオン」で構成員農家と関係機関など約50人が集まり設立総会が開かれました。
本地区は、食味が良いとされている「鶴喰米」の産地として知られ、冬季に菜の花を栽培し、春の開花期には都市部との交流イベントを開催しています。しかしながら、高齢化の波が押し寄せ、農業・農村の維持が難しい状況となり、地区の農業を存続させようと地区内の農家が農地約8haの集積を図り、農作業や施設の共同化で効率化を目指そうと法人化しました。
松村梅雄代表理事は「菜の花をすき込んで有機肥料とした鶴喰米のブランド化を目指し、野菜や漬物などの生産、加工、販売についても取り組みたい」と意欲を語りました。
▲設立総会に出席した組合員