10月5日、千丁町古閑出にある竜神社で例祭が行われ、女相撲が奉納されました。
これは、安政2年(1855年)に行われていた潮止め工事が難航し、村の力士たちが潮止め口を踏み固めて工事を成功させたことが始まりと伝えられています。以来、毎年相撲が奉納されるようになり、いつからか女相撲となったといいます。現在、千丁町女相撲保存会によって伝承されています。
神事の後、相撲取りに扮した30代~80代の女相撲取りたちが土俵に登場。土俵を踏み固める地固めの儀式のあと、3組の取り組みが行われました。
土俵外に投げ出されるのを必死にこらえる力士の姿に、観覧者からは「がんばれ、がんばれ」と声援が飛び交っていました。
同保存会の坂田スミエ会長は「毎月1回、公民館で練習をしています。この伝統を受け継いでいくためにも、後継者育成にも力を入れたい」と話しました。
▲みはって、みはって
▲相手の回しを取り、投げ飛ばそうと力を込める女相撲取り
▲大きな声で一生懸命応援をする和晃保育園の園児たち
▲地固めの儀式