4月18日、鏡町の赤星公園で「赤星公園ぼたん祭り」が行われ、家族連れなど多くの人が訪れました。
この祭りは、文学人である赤星(あかほし)陸(りく)治(じ)の生家が「水(すい)竹居(ちっきょ)の館(やかた)」として同園内に復元されたことをきっかけに始まり、毎年この日に開催されています。
同園にある、亡くなった妻・寿恵のために陸治が建てた観音堂(六角堂)は、その周辺に寿恵が好んだという牡丹の花が多く植えられていることから、牡丹(ぼたん)観音(かんのん)も呼ばれています。
訪れた人たちは、濃いピンクや白、黄色など色とりどりに咲いた大輪の牡丹の花を眺めて歩き、写真に収めるなどしていました。
鏡町から訪れた白田律子さんは「牡丹はなかなか見かけない珍しい花なので毎年楽しみにしています。色もきれいで、凛として素敵な花ですね」と笑顔で話しました。
参拝者には文政商栄会による山菜おこわの配布があり、また園内ではオカリナの演奏、水竹居の館では秀岳館高等学校の生徒たちによるお抹茶の振る舞いなどがありました。
▲牡丹の花を見て香りを楽しむ参拝者
▲見頃を迎えた牡丹の花