3月16日、市立泉第三小学校の閉校式が同校の体育館で行われました。泉三小校区の区長などで実行委員会を組織し、地域を挙げて開催したもので、県内や遠くは名古屋市などから卒業生や勤務した先生など約200人が出席しました。
泉三小は、明治14年(1881年)に柿迫小学校として始まり、133年の間に1600人を超える児童が学校生活を送りました。児童数が減少したため平成24年度から児童3人は泉二小に通うことになり、2年間、休校となっていました。
式では、4年間を三小で過ごした岩山志桜里さん(6年生)が「泉第三小学校での一番の思い出は、他の児童や先生、地域の人たちと一緒に行った運動会で、自分たちで考えたダンスや岩戸神楽、三小太鼓が印象に残っています」と話しました。また、約30人の先生たちが一言ずつ学校での思い出を語り、出席者全員で校歌を歌いました。
式の後、校舎の壁に取り付けられた記念版の除幕式を行い、運動場で乾杯。記念撮影をしたり、ヤマメの塩焼きや山菜おこわ、だご汁などの手作り料理を味わいながら、思い出話に花を咲かせました。岩奥出身の卒業生で熊本市在住の赤星ムツ子さん(70歳)は、草鞋をはき段ボールのランドセルを背負って山道を往復したことなどを、久しぶりに再会した同級生たちと懐かしそうに語らっていました。
泉第一・第二・第三小学校は統合され、4月から泉小学校となります。
▲泉第三小学校での一番の思い出を語る岩山志桜里さん
▲学校での思い出を語る先生たち
▲記念版の除幕
▲手作り料理を味わいながら会話がはずむ