11回目を迎えた「9月は日奈久で山頭火」が、9月30日までの1ヵ月間開催されました。
恒例となった、山頭火が泊まった宿「織屋」の公開、山頭火の句板を軒先や路地に飾りつけた「まちなかギャラリー」や小崎侃さんの「木版画展」などの展示イベントが期間中開催されました。23日に行われた記念講演会では、「山頭火と世間師たち~九州の文学散歩から~」と題し、元読売新聞の論説委員であった乳井昌史氏が、山頭火が織屋に宿泊した当時の宿泊者の生き様を話されました。また、朗読やシンポジュームなど開催されました。
26 日に開催された「山頭火ウォーク」には約200名の皆さんが、球磨川から水島をとおり、天草の島々の景色を楽しみながら日奈久温泉まで歩きながら俳句をひねっていました。
また、「記念投句」に約1500 点の応募があり、選者を悩ますほど力作が集まり、八代市の今福壽男さんの「放浪の秋は天から降りてくる」が大賞に選考されました。