日奈久温泉で、今年で10回目となる「9月は日奈久で山頭火」が、8月31日のオープニングイベントから1ヵ月間にわたって開催されました。
期間中、山頭火が泊まった宿「織屋」の一般公開や、まちなかギャラリーや木版画展などが開催されました。
22日に行なわれた記念講演会では、「うしろ姿の山頭火」と題し、山口県防府市の山頭火ふるさと会名誉会長の富永鳩山さんにより山頭火の生い立ちや八代との関わりなどが紹介されたほか、朗読会やシンポジュームなどが開催され、翌日には「町並み再発見」と題し、山頭火の面影が残る日奈久の路地裏散策が行われました。また、27 日の「山頭火ウォーク」には約220
名の皆さんが、八代海のさわやかな風を受けながら球磨川や天草の島々の景色を楽しんでいました。
なお、今年は「記念投句」に1,800 点、「絵手紙コンクール」に134 点の応募が全国各地から寄せられました。年々出点数も増えており、住民主体による手作りのイベントが定着してきたことで日奈久温泉の魅力がますます高まっているようです。
▲山頭火の作品朗読
▲富永さんの講演
▲山頭火ウォーク