遠山昇司監督による映画制作発表

川の流れと人生を重ねて描く

遠山昇司監督による映画製作発表

　八代市出身で映画監督の遠山昇司さんとプロデューサーの小山(こやま)真一さん(天草市)が10月1日に市役所鏡支所を訪れ、中村博生市長に映画制作の報告を行いました。

　遠山監督は、五家荘を舞台にした短編映画「冬の蝶」や東京、八代、阿蘇地域を舞台にした「マジック・ユートピア」などを監督し、国内外の映画祭で高い評価を得ています。今回制作される「あの子の夢を水に流して」は、令和2年7月豪雨により被災した坂本町をはじめ、球磨川流域を舞台に撮影が行われます。主演を女優の内田慈(ちか)さんが務め、玉置玲央さんや中原丈雄さん(湯前町)も出演します。

　遠山監督は「令和2年7月豪雨をニュースで見て頭から離れず、映画撮影することを決めた」と話し、中村市長は「坂本を離れている被災者に、映画をきっかけに改めて坂本は良いところだと思ってもらえると思う」と話しました。

　映画は、今年中に熊本市内で試写会を開き、来年秋ごろの公開を予定しています。

▲中村市長に映画製作を報告する遠山監督(奥左)

▲遠山監督(右)と小山プロデューサー(左)による記者会見