復興に向かって坂本を元気に
復興坂本町桜まつりin藤本
汗ばむほどの陽気となった4月3日、坂本町の藤本地区で「復興坂本町桜まつりin藤本」が開催され、地元住民の皆さんをはじめ、多くの人でにぎわいました。
これは、令和2年9月に立ち上げられた坂本町住民有志のボランティアグループ「夢倶楽部」が主催したもので、秀岳館高校雅太鼓の演奏や物品販売、講演会などが行われ、子どもから大人まで楽しみました。夢倶楽部の坂本正勝代表は「準備は大変でしたが、こんなに来てくれて本当にうれしいです。今日久しぶりに会えた人もいたので、1歩ずつにぎわいを取り戻してみんなに元気になってほしいです」と話しました。
また、現在益城町で暮らす坂本代表は、災害で全壊した実家を改装し、地域住民の交流の場として地域に提供。同日、毎月第1・第3週の土曜、日曜日に夢倶楽部が運営する「夢カフェ」をオープンしました。被災後仮設住宅で暮らす藤本地区出身の谷口高子さんは「藤本地区には家の掃除のために戻るだけで、ゆっくり立ち寄ることはしませんでしたが、このようなカフェがあればみんなが気軽に集まり、戻ってくるのが楽しみになると思います」と笑顔で話しました。
▲力強い太鼓の演奏が坂本町に響きわたり、来場者も一緒に盛り上がりました。
▲夢カフェの様子。オープンを祝いに坂本代表の知り合いも駆けつけてくれました。
▲来場者には夢倶楽部手づくりのお弁当が配られました。