地元の伝統技術を体験
宮地手漉き和紙で卒業証書作り
1月10日、宮地小学校で紙漉き体験が行われ、同校の6年生20人が卒業証書用の宮地手漉き和紙を作りました。
これは約400年前から伝わる宮地手漉き和紙の技術を後世に伝えようと、約30年前から毎年行われています。
原料のコウゾやトロロアオイを溶かした水を木枠ですくい上げ、前後左右に揺らして紙を漉く作業を3回繰り返し重ねて作成。児童たちは現在唯一の宮地手漉き和紙職人の矢壁政幸さんから指導を受け、水温9℃の冷たさに耐えながら丁寧に紙を漉きました。
黒木颯斗さんは「前後に揺らすことを意識して作った。完成が楽しみ」と話しました。
真剣に取り組む児童
漉いた紙を丁寧に重ねていきます