記者会見
と き 平成30年12月26日（水曜日）11時00分
ところ 鏡支所3階 大会議室
市長発言骨子
平成30年10大ニュース
平成30年を振り返り本市の10大ニュースを選んだ。
「熊本地震からの着実な復旧」
総合体育館の改修工事が完了し、3年ぶりとなる全国小学生ABCバドミントン大会を開催。全国から選手の皆さんを迎え、熊本地震からの復旧を実感した。さらに新庁舎の基本設計がまとまり、本庁舎の解体工事も始まった。今後もスピード感を持って震災からの復旧を進めてまいりたい。
「国際スポーツ大会の開催と誘致の取り組み」
本市も2019女子ハンドボール世界選手権大会の会場に選ばれるとともに、その出場枠をかけたアジア選手権が開催され、多くのみなさんにご来場いただいた。
来年の世界選手権大会に向けて大きな手ごたえを感じた。成功に向けて着実に準備を進めていく。
「企業の進出や設備投資が最多14件」
本市への進出や設備投資に伴い雇用増を行う企業が市町村合併後最多件数となった。今後も地元雇用の拡大と若者の定住に繋(つな)がるよう取り組む。
「31年度中に小・中学校などへのエアコン設置を決定」
近年の猛暑を受けて、早急に子どもたちの健康維持と学習環境の充実を図る必要があると判断し、当初2年間で計画していたが31年度中に行うこととした。子どもたちの学校生活が快適となるよう取り組む。
そのほかフランスでの「いぐさ・畳表のトップセールス」や「台湾基隆市との友好協定締結」、「市内全地域での市政懇談会」など、世界や市民の皆さんとの「繋(つな)がり」がより広がり深まった1年であった。
市政の動向
（1）八代市と台湾のバドミントンジュニア選手の交流
本市の小中学生のバドミントンジュニア選手14名が1月に台湾台北市と基隆市を訪問し親善試合を行う。バドミントンをとおして台湾との交流がさ
らに深まることを期待する。私も台湾バドミントン協会を訪問する予定。東京オリンピックの事前キャンプ誘致に繋(つな)げていきたい。
（2）香港向け晩白柚出発式
本市特産品の晩白柚はイオングループが行うフードアルチザン活動の対象品として毎年イオンストアーズ香港で晩白柚フェアを開催し販売。今年
も約3千個を八代港から輸出する予定で出荷にあわせて出発式を開催する。晩白柚フェアには職員を派遣し八代を広くPRする。
（3）広域的な物流・観光等調査研究報告会
県南・天草18市町村で構成する「県南・天草地域物流・観光等調査研究会」ではクルーズ船の寄港、物流拠点構想、世界遺産登録等の新たなチャン
スを生かすため、物流・観光等の現状を把握するとともに、八代・天草架橋実現による経済効果等に関する調査研究を実施した。
今回、その研究結果の報告会を行い、地域連携やネットワーク形成による将来展望の共有を図ることとしており、岡山大学の中村教授にも「地域間
のつながりとまちの発展」と題した講演も行っていただく。
（4）市民と市長とのテーマトーク
市民の幅広い意見を市政運営の参考とするため市民とのテーマトークを開催。今回は八代東高校の生徒さんから、「地域貢献を重視した商業実習
（販売実習）のあり方」をテーマに、申し込みいただいた。
東高マーケットなど販売実習に積極的に取り組まれており、アーケードを活用したマーケットの開催や地産地消を含めた販売商品の取り扱いなど、
生徒の皆さんから提案をいただき、意見交換を行う。
（5）熊本県耐震対策講演会「熊本地震から学ぶ耐震対策」
地震災害のリスクや住宅耐震化の必要性について理解を深めてもらうとともに、木造住宅の耐震診断や改修に関する情報提供を行うため、「熊本地
震から学ぶ耐震対策」と題して講演会を開催。
講師は耐震工学専門の工学院大学名誉教授の宮澤健二さんと南阿蘇村の陶芸家で熊本地震後、ボランティア拠点事務局を経験された北里かおりさ
ん。最新の耐震対策を学ぶことができる講演会となっている。