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H27.11.24 市長メッセージ

最終更新日:
平成27年11月24日(火曜日)
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 初めに、八代市における本年9月末までの火災発生件数は、昨年の25件から12件に大きく減少しておりましたが、10月に入って火災が多発しており、今月20日現在におきまして、24件へと急増しております。
10月以降で見ますと、前年の3倍近いペースで発生していることとなり、更には、火災により1名の方がお亡くなりになるなど、大変、懸念される状況が続いております。
これから年末に向けまして、暖房器具の使用や空気の乾燥等により、更に火災の発生しやすい時期となります。
今月9日から15日まで「平成27年秋の全国火災予防運動」が実施されたところでございますが、今後も関係機関と連携し、市民の皆様に対しまして、より一層、火災防止に向けた注意喚起や啓発活動に取り組んでまいりたいと思います。

次に、「社会保障・税番号制度」いわゆる「マイナンバー制度」が10月5日から開始され、「個人番号通知カード」が、各世帯へ簡易書留にて郵送されております。
全国的に発送のスケジュールが遅れているとの報道もございますが、本市におきましては、10月31日の五家荘を皮切りに、11月から12月にかけまして発送を行っているところでございます。
これに伴い、市民の皆様からの「お問い合わせ」や「ご相談」が増加することが見込まれますことから、今月9日から来年3月末までの間、本庁市民課内に「マイナンバー特設相談窓口」を開設いたしました。
既に120件を超えるご相談を窓口でお受けしており、今後も、「マイナンバー制度」に対する市民の理解を深め、不安の解消に努めてまいります。

次に、10月28日と29日の2日間にわたり、人吉・球磨地域の市町村長の皆様と一緒に、4つの期成会の合同要望を行い、国道219号、国道445号の整備促進と球磨川流域の治水対策につきまして、国土交通省、並びに熊本県選出の国会議員の皆様に要望を行いました。

次に、急速な少子高齢化の進展と人口減少により、社会経済に様々な問題が生じる中、政府は昨年12月、「まち・ひと・しごと創生法」に基づく人口減少対策である「長期ビジョン」と、今後5か年の政策目標及び施策となります「総合戦略」を策定しております。
これを受け本市におきましても、「まち・ひと・しごと創生法」第10条の規定に基づきまして、「まち・ひと・しごと創生」に関する施策の基本的な計画となります「八代市総合戦略」を、10月末に策定いたしました。
総合戦略は、今後、本市が目指すべき将来の方向と人口の将来展望を提示した「八代市人口ビジョン」を踏まえ、市議会や市民の皆様のご意見を加味したうえで、策定を行っております。
今後は、本戦略を基礎として、若者が将来に希望を持てる地方の創生に向け、スピード感を持って、本市の個性や魅力を最大限に生かした取り組みを進めてまいります。
次に、地方圏への人の流れを創出するため、国が推進する定住自立圏構想に基づきまして、本市においては本年3月に、隣接する氷川町と定住自立圏形成協定を締結したところですが、今般、圏域の将来像や具体的取り組みを示した「八代市・氷川町定住自立圏共生ビジョン」を策定いたしました。
今後は、共生ビジョンに基づき、生活機能の確保や産業の振興など、具体的な取り組みを通して両市町が互いに連携・協力し、圏域全体の活性化を図ってまいります。

次に、成長著しい中国をターゲットとした「八代港・熊本港合同ポートセミナー」を、11月9日に「上海市」で開催し、荷主企業等の皆様方に対しまして、私自ら八代港のPRを行ってまいりました。
八代港におけるコンテナ取扱量は、昨年、過去最高を記録するなど順調に伸びてきており、更に今年は、平成11年6月に国際コンテナ定期航路が開設されて以降、これまでの取扱量の累計が、20万TEUを上回ることが見込まれております。
 日本経済において、中国をはじめとするアジア圏域との貿易が拡大していく中で、物流コストの削減や温暖化対策などの面から、九州の中央に位置する物流拠点としての八代港の役割は、ますます高まっていくものと思います。
熊本県のみならず南九州経済の一層の浮揚躍進のために、八代港を積極的に利用していただけるよう、今後も引き続き、港湾利用者の皆様方に対しまして、情報提供と利用促進の働きかけを行ってまいります。

次に、今月11日から13日にかけまして、本年度、後期の「政府要望」を行いました。
まず、11日には、「八代地域の基幹作物である「い草」を守るための各種支援の充実」について、氷川町長をはじめ、八代市議会い業振興議員連盟並びに氷川町議会い業振興議員連盟の皆様、JAやつしろの皆様と共に、農林水産省等に要望活動を行いました。
今回の要望では、「いぐさ専用機械・施設導入整備への支援」「地理的表示保護制度の推進とその支援」「価格安定基金制度の維持」等についてお願いをいたしました。また、「平 前内閣府副大臣」にもお会いし、地方創生に関しての情報交換をさせていただきました。

引き続き、12日と13日には、
・「八代港の水深14m岸壁に係る航路の早期整備」と「水深12m岸壁の老朽化対策」の促進について、
・坂本地区の河川改修や萩原堤防の補強等による、球磨川水系治水対策の促進について、
・国道3号八代インターチェンジ以北の4車線化について、
・政府関係機関の本市への移転について、
・TPP協定大筋合意に係る農業対策について、
・地方創生の着実な実現に向けた予算確保について、
 (プレミアム商品券事業等の消費喚起型経済対策事業の継続実施を含む)
 など、現在、八代が抱えている課題の解決や施策の推進を図るため、15項目を取りまとめ、国土交通省、農林水産省及び内閣府等の関係省庁に要望を行いました。
特に、「石破地方創生担当大臣」には、お忙しい中に貴重なお時間をいただき、本市の総合戦略策定についてご報告と要望を行うとともに、大臣からは、地方創生の事業実施に向けた国の考え方などについて、お話を伺うことができました。
熊本県選出の国会議員の皆様方にも直接ご対応いただき、それぞれ私から、本市の課題と取り組みについて説明し、必要な国の支援策についてお願いをさせていただきました。
いずれも、本市にとりまして喫緊の課題ばかりであり、早期解決を目指して、今後も粘り強く国等への要望活動を継続してまいりたいと考えております。

次に、毎年開催しております各種イベントについて、ご報告いたします。
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まず、「妙見祭」、「九州国際スリーデーマーチ」とともに、本市の三大イベントであります「やつしろ全国花火競技大会」を10月17日に開催し、素晴らしい秋空のもと、全国の有名花火師の皆さんがその技と華麗さを競い合いました。
特に今年は、新市誕生10周年を記念して内容の充実を図り、幅250メートルの「スペシャルワイドスターマイン」や大会の名物となりました「ミュージック花火」が、多くの観覧客を魅了しました。

次に「八代市文化祭」が、9月6日から11月8日までの約2ヵ月にわたり、博物館やハーモニーホール、八代宮などの市内各所で開催されました。
期間中、「美術」や「華道」などの展示部門をはじめ「日本舞踊」、「合唱」などの舞台部門に、71団体、1,732名の方々が参加され、日頃の活動の成果を発表されるとともに、約1万人を超える皆様が八代市最大の「文化の祭典」を楽しまれました。
 
次に、「妙見祭」の関連行事が11月15日からスタートし、「ちびっこ妙見祭」や「笠鉾組み立て見学ツアー」などが開催されました。
前夜祭の「御夜」では、本町アーケードに「笠鉾」や「亀蛇」など、妙見祭の出し物が展示された他、ふるさと再発見「伝統芸能フェスティバル」として、八代市内に受け継がれている「貝洲加藤神社肥後神楽」や「岩奥神楽」「新牟田雅楽」などが披露され、祭りを盛り上げました。
祭り本番の昨日は多くの観光客で賑わい、来年末に「ユネスコ無形文化遺産」への登録が予定される中、各参加団体の皆さんが一体となった、大変「華やか」で「勇壮」な「神幸行列」となりました。

最後に、毎年の恒例行事となりました「みなとやつしろフェスティバル」をはじめ、「せんちょうい草の里まつり」、東陽町の「しょうが祭り」、坂本町の「ふるさと祭り」等も素晴らしい天気に恵まれ、それぞれの地域の特徴を活かした内容で、市内外から沢山の参加者や観光客を集め、賑わいのある「八代の秋」となりました。

以上、市政の動向・各種イベントについて、ご報告させていただきました。
 
 
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