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2021.11.29市長メッセージ

最終更新日:

 11月も後半に入り、日増しに寒くなってまいりました。本年も残り1か月となりましたが、1年の総仕上げの時期でありますとともに、新年に向けた準備期間でもありますので、職員と一丸となって、より一層気を引き締めて業務に取り組んでまいります。

 それでは、議案の提案理由の説明に先立ちまして、新型コロナウイルス感染症への対応ならびに坂本町の復興に向けた取り組み状況と、最近の市政の動向について、ご報告申し上げます。

 まず、新型コロナウイルス感染症への対応についてです。全国的に8月下旬以降、新規感染者数は減少傾向に転じ、9月末をもって、全国の「緊急事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」は全て解除されました。行動制限も段階的に緩和され、新規感染者数も、現在、昨年の夏の第2波以降で最も低い水準となっております。本市におきましても、感染は落ち着いており、また、ワクチン接種につきましても、市全体で約8割の方が2回目の接種を終えられ、接種は順調に進んでおります。
 しかしながら、これから年末年始で人の動きが活発化し、感染が再拡大することも懸念されます。ワクチン接種は、感染予防や、高齢者においては重症化の予防に非常に重要でありますが、時間の経過に伴い、効果は徐々に低下していくとの報告もあっております。そこで、2回目の接種から8カ月以上を経過した接種希望者を対象に、12月1日から3回目の追加接種を実施します。接種券につきましては、11月中に8カ月を経過される方には、11月22日に送付いたしました。12月以降に対象となられる方にも、順次送付することとしております。市民の皆様方のご協力により、市内における新規感染者数は低いレベルで落ち着いております。皆様方のこれまでの感染防止対策へのご理解とご協力に、心より感謝を申し上げますとともに、引き続き基本的な感染防止対策を徹底していただきますよう重ねてお願い申し上げます。

 次に、坂本町の復興に向けた取り組み状況についてです。
 10月22日から11月7日にかけて、坂本町の旧小学校8地区ごとに、第3回となります地区別懇談会を開催いたしました。今回の懇談会では、これまで地域住民の皆様からいただいたご意見等を復興まちづくり計画の「素案」としてお示しし、「地区が目指す姿」、「キャッチフレーズとなる復興まちづくりの目標」、「復興まちづくりプロジェクト」などについて、活発に意見交換等をおこなっていただきました。8地区合計で、251名の皆様にご参加いただき、たくさんの貴重なご意見やご提案をいただきました。今後は、いただいたご意見などを整理し、復興まちづくり計画の案としてまとめるなど、12月に開催予定の4回目の懇談会へ向け準備を進めてまいります。

 また、「輪中提・宅地かさ上げに係る相談会」を、11月20日に、開催いたしました。本市では、今後の住まいの再建に向けて、9月25日に「輪中提・宅地かさ上げに関する説明会」を開催しましたが、事業に対する理解をさらに深めていただくため、今回改めて事業の内容について、ご説明させていただきました。その後、住まいの再建を進めるうえで何よりも大切であります、被災された皆様のご意見について、集落ごとに意見交換をおこなうなど、熱心にご検討いただき、集落としての方向性をまとめられた地区もあり、着実に前進することができたのではないかと思っております。

 次に、現在、計画を進めております「災害公営住宅」について、11月1日に「藤本・大門地区」、「合志野地区」、「中津道地区」、「坂本駅周辺」、「荒瀬地区」の5か所の建設予定地を決定しました。その後、11月10日より入居の申し込みを開始しており、12月3日まで受け付けを行うこととしております。今回の申し込み結果を踏まえまして、災害公営住宅の戸数や構造・形式などを、具体的に決定してまいりたいと考えております。今後も、国や県と連携しながら、被災された皆様の住まいの再建に向けて、スピード感を持って取り組みを進めてまいります。

 次に、最近の市政の動向について、ご報告申し上げます。

 令和2年7月豪雨災害からの早期の復旧・復興やその他の重点的に対応すべき課題等の解決を図るため、成松議長とともに11月24日から26日の3日間にかけて国に対して要望活動を行ってまいりました。今回の要望では、金子総務大臣にサポートしていただき、地元選出の国会議員の先生方をはじめ、内閣府、総務省、国土交通省、農林水産省、厚生労働省、環境省の事務次官や局長など、関係する40箇所以上を訪問し、39項目の要望書を提出してまいりました。特に、豪雨災害に関しましては、本市を含む12市町村による合同要望書を本市が中心となってとりまとめ、「松岡人吉市長」、「松谷球磨村長」、「内山山江村長」とともに復旧・復興への支援を強く要望してまいりました。主なものとして、総務省関係では「金子総務大臣」に対し、「復旧・復興に向けた財政支援」を、国土交通省関係では、「斉藤国土交通大臣」に対し、「球磨川水系流域治水プロジェクトの強力な推進」や「鉄道の早期復旧」を、内閣府関係では「二之湯内閣府特命担当大臣」に対し、「被災者に寄りそう住まいの再建」を、農林水産省関係では「金子農林水産大臣」に対し、「農林水産業の復旧・復興に向けた支援」を要望しました。被災地域の住民の皆様が将来に向かって、安心して暮らせるような創造的復興のまちづくりへの支援を要望したところ、いずれの大臣からも引き続き復興を力強く支援する旨のお言葉をいただいたところであります。
 そのほか、本市の重点課題の解決を図るための要望としまして、「中央雨水ポンプ場改築事業」、「坂本パーキングエリア等へのスマートインターチェンジ設置」、「八代海北部沿岸地域の堤防・護岸強化」、などについて、強く要望してまいりました。さらに、11月27日には、斉藤国土交通大臣が坂本町の被災現場をご視察されるとともに、蒲島知事をはじめ球磨川流域の市町村長との意見交換の場を設けていただきました。今後も、被災地域の住民の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らせるような創造的復興のまちづくりへの支援を、機会あるごとにお願いしてまいります。

 次に、令和元年11月から工事を進めてまいりました新庁舎につきまして、令和4年2月の完成を予定しており、「八代市新庁舎落成式典」を2月5日の土曜日に開催することといたしました。また、併せまして、市民の皆様を対象とした内覧会につきましても、2月5日と2月6日の土日の2日間、開催いたします。内覧会の募集方法などにつきましては、決まり次第、お知らせいたします。なお、業務開始となる新庁舎の開庁日につきましては、2月14日を予定しております。新庁舎では、子育て世代に関係する部門を集約するとともに、窓口での各種手続や相談が迅速にできるようワンストップ機能を充実させることで、市民の利便性向上を図ります。さらに、市民交流エリアを新たに設けることで、市民の皆様にとりまして、市役所がより身近な場所となることを期待しております。熊本地震が発生し、旧庁舎が被害を受けてから、これまで市民の皆様には、長い間大変なご不便をおかけしておりますが、満足していただける行政サービスをご提供できますよう、令和4年2月の開庁に向け、職員一丸となって準備を進めてまいります。

 最後に、「八代市ラッピング海上コンテナお披露目会」についてであります。このコンテナは、本市の農産物の輸出拡大とPRを目的に、晩白柚やトマト、い草のほか、やつしろ全国花火競技大会や八代妙見祭などをデザインし、八代市が独自に作成したものであり、11月28日に八代港コンテナターミナルにおいて、関係者の皆様にお披露目させていただきました。自治体によるラッピング海上コンテナの作成は、全国で初めての取り組みで、今回はデザインが違う2個のコンテナを作成いたしました。今後、台湾の基隆市で開催されるフェアや、晩白柚の輸送に活用するほか、主に台湾航路における輸出入に活用していくこととしております。このラッピング海上コンテナを見た多くの人に「八代市」に興味をもっていただくとともに、今後さらに、国際航路の増便や、貨物取扱量の増加につながることを期待しております。

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