2019.12.2市長メッセージ

　皆さん、おはようございます。
　いよいよ、11月30日に、「2019女子ハンドボール世界選手権大会」が開幕いたしました。本市会場である「八代トヨオカ地建アリーナ」におきましても、各国の代表選手による世界一を目指した熱戦が繰り広げられております。本市といたしましても、市を挙げて応援し、一致団結して盛り上げてまいりたいと考えておりますので、何とぞ、多くの皆様にアリーナでのご観戦とご声援をお願いいたします。

　それでは、議案の提案理由の説明に先立ちまして、最近の市政の動向についてご報告申し上げます。

　初めに、本年8月の八代産畳表の認知向上と需要の拡大を目的とした連携協定の締結を受け、八代産畳表のPRを実行する協議会を、10月9日に設立いたしました。この協議会の活動により、八代産畳表の振興を通じた「い産業」の活性化や日本の畳文化の保護・継承に繋がっていくものと、大いに期待をいたしております。

　　

　次に、10月31日に、9月に台湾バドミントン協会との間に締結した「友好交流覚書」が契機となり、「台湾」を相手国として、東京オリンピック・パラリンピックの参加国・地域の選手などとの交流を担う「ホストタウン」に本市が認定され、「内閣官房東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部」より発表されました。今後、大会参加者とのスポーツ交流をはじめ、経済・産業・文化等の相互交流を促進し、地域活性化にもつなげてまいりたいと考えております。

　次に、11月6日から8日の3日間、市議会をはじめ、「八代・天草シーライン建設促進民間協力期成会」、「八代港整備・活用促進期成会」、「JA八代」、そして民間企業の皆さんとともに、地元選出の国会議員の先生方をはじめ、国土交通省、農林水産省、環境省など、関係する100か所以上を訪問し、要望を行ってまいりました。今回の要望では、衆議院議員の金子先生にもご同行いただきながら、国土交通省関係では、赤羽国土交通大臣にもご対応いただき、『「八代港」の整備促進』や『八代海北部沿岸道路構想の推進』のほか、『治水対策』や『土砂災害対策』、『国産畳表の需要拡大』について、また、農林水産省関係では、『い草の振興』、『土地改良事業』に関する要望など、本市が抱えている緊急かつ重点的に対応すべき18項目への必要な支援についてお願いし、ご理解をいただきました。
　また、要望項目の一つである「八代・天草シーライン建設促進」に関しましては、先に行いました熊本県への要望に続き、「八代・天草シーライン建設促進期成会」として、本市を含む4市町長と市議会議員連盟、八代・天草の両民間期成会、さらには熊本県からも同行いただき、八代・天草両地域の人流・物流を活性化し、県南をはじめ県全体の地域振興にとって不可欠な八代・天草シーラインの実現が1日も早く進むよう、お願いをいたしました。
　また、これに併せ、「全国工務店協会」、「全国中小建築工事業団体連合会」、「日本木造住宅産業協会」、「独立行政法人 都市再生機構（UR）」の住宅関連団体に対しましても、民間住宅等に八代産の畳表を利用していただくよう要望をいたしております。

　いずれも、本市にとりまして喫緊の課題ばかりであり、早期解決を目指して、今後も粘り強く要望活動を継続してまいりたいと考えております。
　　　
　　　

　次に、11月13日、横浜市において行われました「第24回全国女性消防操法大会」に熊本県代表として出場しました「八代市消防団 八代方面隊 本部分団」が、日頃の訓練の成果を存分に発揮し、見事に全国優勝を成し遂げられました。
　私も、会場で選手の皆さんを応援しましたが、笠田佳子隊長のもと、選手・関係者がひとつになり、俊敏かつ正確な操法技術を見事に披露されました。今回の全国優勝が、今後の更なる操法技術の向上や地域の消防団活動の活性化につながっていくことを期待しております。

　　　

　次に、11月14日から17日の4日間、基隆市との友好交流協定締結1周年を記念して、63名の市民使節団で台湾を訪問いたしました。
　基隆市では、林右昌市長や市役所幹部の皆さん、そして林大永姉妹都市促進会理事長など、多くの皆さんに温かく歓迎していただき、大変感激いたしました。

　　　

　また、訪問期間中の、「くまもと県南フードバレーフェア IN 台湾・基隆市」のオープニングセレモニーにおいては、市民使節団と地元の皆さんが合唱を披露され、胸が熱くなりました。今回の市民レベルでの交流が、両市の友好関係をさらに深める大きな力になると確信したところであります。
　なお、林市長からは、「来年3月、基隆港から初出港となるクルーズ船で八代市を訪れたい」という嬉しいお話しもいただきました。

　　　

　次に、11月27日、市役所新庁舎の本格的な建設工事の開始に先立ち、工事の無事を祈願するため、市議会や各校区長をはじめ、多くの関係者の皆さんにご列席をいただき、起工式を執り行いました。
　また、「八代民俗伝統芸能伝承館（仮称）」の建設工事の起工式も12月9日に行うことといたしております。
　工事期間中は、周囲の住民の皆さんをはじめ、仮設庁舎をご利用される皆さんには大変ご迷惑をおかけいたします。それぞれの完成に向けて、安全に工事が進み、市民の皆さんに、1日も早くご利用いただけるよう、工事の進捗管理に努めてまいります。

　　　

　次に、11月30日に、東京都で開催されました「ふるさとチョイスアワード2019」に、本市が、全国75自治体、118事例の中からノミネートされ、ふるさと納税への取り組みやその想いについて発表し、見事に「あつい想い部門」での大賞に輝きました。今後も、まだ表に出ていない八代の良いものを、ふるさと納税を通して広くPRし、地域の方々と一緒になって八代を盛り上げていって欲しいと期待しております。

　次に、企業立地関連では、先に本市へのオフィス開設に向けた立地協定を結んでおりました「株式会社MARUKU」の八代オフィス開所式が10月に行われ、それに併せて、東京に本社のあるIT関連会社の「株式会社ファクトリー」と、オフィス開設に伴う進出協定を締結いたしました。また、11月には、「有限会社髙見商店」と食品加工工場の増設に伴う立地協定のほか、2者との立地協定を締結いたしております。
　　　

　　

　さらに、11月1日には、「株式会社肥後銀行」との間で、地方創生の推進に向けた包括連携協定を締結いたしました。今後は、観光や農業の振興をはじめ、中心市街地のまちづくりなど、本市の活性化にお力添えをいただけるものと期待いたしております。

　　

　続いて、各種イベント等につきまして、ご報告いたします。

　まず、10月19日に開催しました｢第32回やつしろ全国花火競技大会｣は、令和改元記念として、記念花火を打ち上げるなど、天候にも恵まれ、約30万人のお客様に約1万4千発の花火を楽しんでいただくことができました。

　　　
　次に、「八代妙見祭」関連行事ですが、八代妙見祭保存振興会をはじめ、関係団体の皆さんによって、11月10日に本町アーケードで「ちびっこ妙見祭」、17日には、笠鉾を組み立てる様子を見て回る「笠鉾組み立て見学ツアー」が開催されました。また、22日の｢御夜｣では、「笠鉾」の展示や「御朱印めぐり」のほか、「伝統芸能交流フェスティバル」として、秀岳館高等学校の「雅太鼓」や鹿本農業高等学校の生徒さん達による「山鹿灯籠」、坂本町の「鮎帰地区雨乞い踊り」、さらに県外からも長崎女子高等学校の生徒さん達による「龍(じゃ)踊り」などを披露していただき、大勢のお客様により、にぎわいを見せたところであります。
　　　
　　

　そして、祭り本番の23日は、真っ青な秋晴れのもと、20万人を超える見物客でにぎわい、参加団体の皆さんが一体となった華やかで勇壮な「神幸行事」となりました。今後も、八代妙見祭保存振興会をはじめ、関係団体と連携し、祭の魅力を国内外に発信し、観光客の増加や地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。
　　　
　　　

　最後に、10月20日の「せんちょう い草の里まつり」、そして、27日の「東陽しょうが祭」、さらに11月10日の「坂本ふるさとまつり」など、それぞれ地域の特徴を活かした内容で開催し、市内外から沢山の皆様にお越しいただき、にぎわいのある「八代の秋」となりました。

　　　
　　
　　

以上、市政の動向について、報告させていただきました。