「医師の働き方改革」がスタートします！
近年、夜間の時間外受診や休日受診が増加し、医師の長時間労働による健康への影響が懸念されています。
医師は、医療提供者である前に、一人の人間です。
一人ひとりの医師の健康確保のため、また、提供する医療の質を確保する観点からも、医師が疲弊せずに働けることが重要となります。
令和6年度（2024年度）以降は、「医師の働き方改革」として、医師にも時間外・休日労働時間に上限を設ける制度が始まるなど、医師が健康に働き続けられる環境を整備することで、医療の質・安全を確保すると同時に持続可能な医療提供体制の取組がスタートします。
市民の皆様が今後も安心して必要な医療を受けていただくため、「上手な医療のかかり方」を知っていただき、協力をお願いします。
「医師の働き方改革」については、
こちら
（厚生労働省WEBサイト）をご覧ください。
「上手な医療のかかり方」については、
こちら（厚生労働省WEBサイト）をご覧ください。
市民の皆様へ協力していただきたい「上手な医療のかかり方」
1．平日の診療時間内に診療を受けましょう！
「平日の昼間に行く時間がないから」といった理由などで、夜間や休日の診療時間外に緊急性のない受診をする方が増えています。
こういった受診は、『コンビニ受診』とも言われ、医師など医療機関で働くスタッフの負担を増やすことにつながり、提供される医療の質の低下を招くとして懸念されています。また、緊急性の高い患者さんが、十分な医療を受けられなくなる可能性があります。
可能な限り、日中の仕事や用事を調整し、平日の診療時間内で受診していただきますようお願いします。
※夜間（時間外含む）や休日は診療費用が加算されるため、お支払いになる診療費や薬剤費も割高となります。
2．かかりつけ医を見つけましょう！
地域のクリニック（医院や診療所）と大きな病院では、その機能に応じた役割分担がされています。
地域のクリニックでは、軽症の病気やケガなどの患者さんの診療が行われており、大きな病院では、手術や専門的で高度な治療が必要な患者さんの診療が行われています。
「大きな病院が安心だから」といった理由で、軽症の患者さんが大きな病院に集中すると、そこで勤務する医師やスタッフの負担を増やすことにつながります。まずは、地域のクリニックで、健康のことを何でも相談でき、頼りになる『かかりつけ医』を見つけていただきますようお願いします。
『かかりつけ医』は、一人に決める必要はありません。
内科はこの先生、眼科はこの先生、整形外科はこの先生というように、診療科目ごとに自分が信頼できる先生を見つけることも大切です。
日頃の状態をよく知っているかかりつけ医がいれば、ちょっとした体調の変化に気づきやすいため、病気の予防や早期発見、早期治療が可能となります。必要に応じて、かかりつけ医から大きな病院を紹介してもらうようにしましょう。
3．夜間等の救急相談を活用しましょう！
「すぐに病院に行ったほうがいいか」や「救急車を呼ぶべきか」といった悩んだりためらう時には、救急相談への電話を活用していただきますようお願いします。
◆熊本県こども医療電話相談 #8000 詳しくはこちら（熊本県ホームページ）をご覧ください。
おおむね中学生までのお子さまの夜間や休日における急な病気ヘの対処方法や応急処置などを相談できる窓口です。
お電話で、経験のあr看護師が対応します。
＜電話番号＞＃8000（短縮ダイヤル）
※携帯電話・スマートフォンからもつながります。
※ダイヤル回線、IP電話、光電話の場合は、096-364-9999へおかけください。
＜受付時間＞
（平日） 午後7時から翌朝8時まで
（土曜日） 午後3時から翌朝8時まで
（日・祝日）午前8時から翌朝8時まで
＜留意事項＞
(1)相談料は無料ですが、通話料は電話をかけた方のご負担となります。
(2)育児相談は行うことができません。
(3)あくまで電話相談であり、診察などの医療行為は行われません。
(4)明らかに緊急を要する場合には、119番をご利用ください。
◆熊本県救急安心センター #7119 詳しくはこちら（熊本県WEBサイト）をご覧ください。
熊本県内に在住または滞在している方（主に15歳以上が対象）の夜間の急な病気やケガへの対処方法や応急処置などを相談できる窓口です。
お電話で、相談員（看護師）が対応します。
＜電話番号＞
令和6年4月30日24時まで #7400（短縮ダイヤル）
令和6年5月 1日 0時から #7119（短縮ダイヤル）
※携帯電話・スマートフォンからもつながります。
※ダイヤル回線、IP電話、光電話の場合は、03-6735-8190へおかけください。
＜受付時間＞
午後7時から翌朝8時まで
＜留意事項＞
(1)相談料は無料ですが、通話料は電話をかけた方のご負担となります。
(2)あくまで電話相談であり、診察などの医療行為は行われません。
(3)明らかに緊急を要する場合には、119番をご利用ください。