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【八代農業塾】第11回講座

最終更新日:
【八代農業塾】第11回講座 視察研修

 12月2日(土曜日)、「中山間地域における農業や活性化の取組」をテーマとして、第11回講座視察研修を行いました。

 今回の講座では、バスで山鹿市まで移動し、(株)パストラル 市原 幸夫 氏に講義いただきました。

 午前中は「(株)パストラルの取り組み」についての講話をお聞きしました。(株)パストラルでは、規格外の農産物を活かして「産地アイス」を開発・販売し、地域課題に対するユニークな解決策を提供されています。そのほか、担い手の高齢化や後継者不足といった農業における課題に触れつつ、その中でどのように地元の産業を強化してきたかを話していただきました。
 現在、市原家では、長男がアイスの開発・販売を、次男が合鴨米、栗、ブドウ、柿などの農業生産を、そして三男が販売拠点として洋菓子店「ricca」を経営するという形で役割を分担されており、家族が一体となって中山間地域の活性化に取り組んでおられます。
 市原氏のそれらの取組は農林水産省にも認められ、令和4年度の農林水産祭の多角化経営部門で、最高賞となる天皇杯を受賞されました。
 市原氏は、様々な挑戦を行っておられ、成果も出しておられますが、取組む際の基準は「おもしろいかどうか」だそうです。
 受講生は市原氏の熱心な講話を興味深く聞いていました。
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 市原 幸夫(いちはら ゆきお) 氏
 (株)パストラルのHPはこちら⇒http://niceice.net/


 午後からはブドウ・渋柿の圃場と合鴨田へ視察に行きました。
 合鴨田では、合鴨農法による水稲栽培を行われておられます。合鴨が雑草や害虫を自然に食べるため、農薬や肥料に頼らずに高品質の米を生産することができるそうです。また、合鴨自体も最終的には解体し料理店に販売されています。
 今回視察した受講生が、八代市でも、持続可能な農業の在り方を考え、挑戦してくれることを期待しています。
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 その後、フランス菓子専門店「ricca」を視察しました。
 当日はクリスマスマーケットの開催日であり、マーケットの開店前から長い行列ができていました。受講生は、特別にマーケット開店前の店内に入らせてもらい見学させていただきました。雰囲気の良いカフェスペースや、地元の果物で作られた商品があり、受講生は皆とても楽しそうでした。
 「ricca」を現地視察できたことにより、受講生は地元の資源を有効に活用するというビジネスについて学べたと思います。これらのビジネスが地元産業の多様性と拡大にどのように貢献しているかを、現地で直接体験できたことは、受講生にとって価値のある体験だったことでしょう。
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 「ricca」のHPはこちら⇒https://ricca-yamaga.jp/


 第11回講座は、通常の講座とは異なり、実際に現地での視察研修を行いました。
 圃場や販売店を直接見れたことは、受講生にとってとても有意義な時間だったように思います。今回の経験を活かし、将来地域活性化につながる取組みをする農業者になって欲しいと願っています。




 八代農業塾の詳細はこちら⇒【八代農業塾】第四期開講別ウィンドウで開きます

 【主催】
 八代市担い手育成総合支援協議会
 (八代市 農林水産政策課内)

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