特に事故事例の多いトラクター、耕耘機、コンバインを使用する際は以下の安全対策に取り組むことで、農作業死亡事故ゼロを目指しましょう。
〇トラクターの安全対策のポイント
1.安全キャブやフレーム付きのトラクターを使用し、シートベルトやヘルメットを着用しましょう。
2.道路は、車両に対して十分な道幅があるか、事前に安全を確認しましょう。
3. 路肩が視認できない場合は草刈り等により管理しましょう。
4.機械の点検・修理時には、必ずエンジンを切りましょう。
5.衣服が運転席周りのレバー類に引っ掛からないよう、適切な服装を心がけましょう。
〇耕耘機(管理機)の安全対策のポイント
1.バックしたときに障害となる立木、格納庫の壁、ハウスの壁、崖などがないことを事前に確認しましょう。
2.作業開始前に、足元や周りの障害物の確認をして事前に除去するとともに、再度バック時の後方確認を行いましょう。
3.後退時の跳ね上がりに注意しましょう。
〇コンバインの安全対策のポイント
1.作業前後の詰まり除去を含む点検時は、必ずエンジンを切り、グリス注油はクラッチを切って行いましょう。
2.慣れた道でも、草むら、狭い道、坂道などでは降りて道幅や路肩の状況を必ず確認しましょう。
3.進入退出路をバックで走行させるときは、補助者による誘導や確認を行いましょう。
4.コンバインを動かすときは、周囲に人がいないことを確認し、後退時はバックモニターの活用やブザーを鳴らすなどして後方を十分確認しましょう。