【八代農業塾】第9回講座
10月14日(土曜日)に、「農業経営におけるマーケティングのポイント」をテーマとして、第9回講座が行われました。
前半は、(株)SUNABACOの代表取締役 中村 まこと氏に、講義いただきました。
これからの農業経営においては、マーケティングの考え方を取り入れる必要があり、その中で「情報収集」「情報発信」「データの蓄積」の3つが重要であると実際に携わった農家の成功例を踏まえ、楽しく話していただきました。
また、『自分が知らない情報に触れること』が大事との話があり、SNSの1つであるX(旧Twitter)の活用を推奨されていました。がんばっている農業者同士がX(旧Twitter)を使って繋がりを作り、情報発信を行ったり、販路を拡げたりしている事例を紹介いただきました。
農業経営においても、マーケティングを意識しながら、「情報」を活用していく大事さをよく知ることができる講座だったと思います。
後半は、晩白柚などの柑橘類を中心に農業を行いながら、(株)SUNABACOのプログラミングスクールを卒業し、(株)SUNABACOともに、加工品のブランディングなどを手掛けている「やつしろサニーサイドファーム」の桑原 健太氏に講義いただきました。
生産した柑橘類の生絞りジュースを提供する「キッチンカー」を製作するためのクラウドファンディングに成功した話や、SNSでの情報発信により、例年売れ残っていた晩白柚が足りないくらいに売れた事例など、「情報発信」によって成功した話をお聞かせいただくとともに、受講生の皆さんにもできることなので、ぜひ取り組んでみてほしいと受講生に語りかけていました。
本日の講義は、講義の内容がSNSに関することなど、受講生にとっても関心が高い内容で、講師の語り口も柔らかかったことから、受講生は終始楽しそうに受講していました。様々な成功事例や情報発信等の大事さなど、受講生がこれからの農業で成功させるために必要なことを多く学べた2時間だったと思います。
↑(株)SUNABACOがプロデュースしているヤツシロヤの商品
左の「かける生姜焼き」が一番人気のようです。
【主催】
八代市担い手育成総合支援協議会
(八代市 農林水産政策課内)