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八代城築城400年記念シンポジウム

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ヒミツを知ってさらに魅力を感じる

 

八代城築城400年記念シンポジウム

 八代城築城400年記念シンポジウムが9月23日に桜十字ホールやつしろで開催され、約120人が参加しました。
 これは八代城が築城400年を迎えることを記念し、広く周知するとともに八代城跡の保存と活用、城跡を活かしたまちづくりを進めることを目的に市が主催したものです。
 「八代城のヒミツと魅力に迫る」をテーマに、滋賀県立大学の中井均(ひとし)名誉教授や九州大学比較社会文化研究院学術研究者の花岡興史氏の講演やパネルディスカッションが行われました。
 講演で中井名誉教授は、「八代城の門から城までは直進できない造りで、門の部分だけ外郭から突出している外内(そとうち)枡形(ますがた)であることが大きな特徴である。慶長から元和にかけて建てられた城の完成形態として位置付けられる」と話し、花岡氏は「八代城は地震により崩壊し、麦島城から現在の松江城に移転築城したとされているが、当時の記録はなく63年後の記録しかないため、確証を持てない。城が手狭になった麦島城から松江城に引っ越しをしたのではないか」と話しました。
 パネルディスカッションでは、中井名誉教授と花岡氏、八代城築城400年実行委員会の柳口崇(しゅう)委員長が八代城の魅力やまちづくりの活かし方などについて意見を交わし、中井名誉教授は「八代城の復元の声もあるが、戻すことだけが良いわけではない。400年前の石垣が補修をしながらも全て残っていることが素晴らしい」と話し、柳口実行委員長からは「デジタル技術を活用した八代城の復元もよいのではないか」と話しました。
 参加者の緒方幸範さん(古城町)は「地震で麦島城が本当に崩壊したのか、などいろいろな切り口での話があり興味深かった」と話しました。

中井均名誉教授
▲石灰岩で出来た八代城の石垣は特徴的であると話す中井名誉教授

花岡興史氏
▲八代城が特例扱いとされている元和一国一城令の存在は明確な史料が残っていないと語る花岡氏

パネルディスカッション
▲八代城を活かしたまちづくりについて意見が出されたパネルディスカッション

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