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H28.2.22 市長メッセージ

最終更新日:
 
平成28年2月22日(月曜日)
 
 このたび、本市職員が、飲酒運転により物損事故を起こすという不祥事が発生いたしました。市民の皆様の信頼を大きく裏切りましたことを、心から深くお詫び申し上げます。
 先般、本市に勤務する公立学校職員の飲酒人身事故が発生した直後でもあり、市政の最高責任者として、遺憾の極みであります。
 「飲酒運転の撲滅」は、公務員のみならず社会全体で取り組むべき課題であり、市も行政の一員として、率先して推進していく立場にあるところです。
 今回の事態を、危機感を持って重く受け止め、再発防止に全力を傾注し、市民の皆様の信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります。

 次に、「第88回選抜高校野球大会」の出場校を決める選考委員会が先月29日に開催され、秀岳館高等学校の13年ぶり2度目、夏の大会と合わせて3度目の出場が決定いたしました。
 今回の栄誉は、昨年秋の九州大会で優勝を勝ち取ったことが評価されたものであり、選手の皆さんの弛まぬ努力はもとより、指導者、保護者の皆様方をはじめ、市民の皆様の温かいご支援とご協力の賜物と、深く敬意を表する次第でございます。
 本市にとりましても、平成19年夏の大会に出場した八代東高校以来、約9年ぶりの甲子園出場であり、八代市民を勇気づけ、元気を与えてくれるものと、大変嬉しく思っております。
 選手の皆さんには、郷土の誇りを胸に、一丸となって悔いの残らぬよう全力でプレーされ、八代市民に更なる感動を与えていただくことを期待しております。
 
 
平成28年3月議会1

  次に、「八代港」につきましては、東南アジアの玄関口として成長著しい「台湾」との関係構築に努めており、昨年8月には「八代港、基隆港友好交流確認書」を調印いたしております。
 そのような中、林 基隆市長などのご高配により、先月30日と31日の2日間、基隆駅の構内にて「くまもと県南フードバレーフェアIN台湾基隆市」を開催いたしました。
 フェアでは、お茶や着付けの体験をはじめ、「くまモン」のステージや物産展を開催し、2日間で約1万人の来場者にお越しいただき、大盛況となりました。特に物産展におきましては、いずれのブースも多くの方にお越しいただき、1日目の午前中には完売する業者もありました。
基隆市長からは、「来年は規模を数倍にして実施して欲しい」とのお話をいただいており、今回の課題を踏まえたうえで、次年度以降の開催を検討し、県南地域を代表する農産物の輸出・販売に繋げてまいりたいと思います。
 
 また、同時期の先月29日から今月1日の4日間、香港では「晩白柚フェア」を開催いたしました。
 八代港から3,000個の「晩白柚」を初輸出し、イオン香港の13店舗にて販売させていただきましたが、売れ行きは順調で、今月半ばには、そのほとんどが完売したと聞いております。
 これまで、八代港からの生鮮品の輸出実績はほとんどなく、今回、八代港から晩白柚の輸出が実現しましたことは、晩白柚の販路拡大はもとより、八代港を活用した県南地域の活性化に向けた、大きな一歩となるものであると考えております。

 最後に、新年度の市政運営に対する私の所信についてでございます。
 現在、我が国は、平均寿命の延びと少子化の進行によりまして、世界に例を見ないスピードで高齢化が進んでおり、急激な人口構造の変化は、社会経済に様々な影響を生じております。
 このことは、本市においても例外ではなく、昨年末の本市の高齢化率は31.5%となり、約3.2人に一人が高齢者という超高齢化社会を迎え、今後、医療や介護、年金などの社会保障費の増大への対応が、課題となっているところでございます。
 加えて、少子化に伴う生産年齢人口の減少は、生産活動の縮小を生じ、地域経済の停滞や税収の減少を引き起こすだけでなく、保健、医療、福祉、教育など、生活全般にわたり、サービスの低下を招く事が懸念されます。

平成28年3月定例会2
このように、これから先、本市を取り巻く環境が ますます厳しさを増す中で、「誰もが将来に希望を持って 安心して暮らせる、活力あるやつしろ」を実現するためには、地域の事をよく知る私たち自身が、情熱を持って「地方創生」に取り組むことが必要であり、その積み重ねが、日本全体の活力にも繋がるものであると確信しております。
そのためには、本市の魅力ある豊富な地域資源や、交通インフラをはじめとする 都市としての高いポテンシャルを更に磨き上げ、人口減少の克服と地域の活性化を目指した「まちづくり」に繋げることが必要であり、その指針として、昨年10月に「八代市総合戦略」を策定いたしました。
  
 本戦略は、「世界に繋がる県南地域の拠点都市」となることを方向性の一つとして掲げており、本戦略に沿った事業を積極的かつ着実に展開し、国政・県政 並びに 氷川町をはじめとする県南市町村とも緊密に連携しながら、「地方創生」に向けて全力で取り組んでまいります。
 特に、物流・人流の両面において、「国際拠点港」としての地位を確立しつつある「八代港」の更なる振興や、「八代港・基隆港友好交流確認書」に基づき、「くまもと県南フードバレー構想」に沿った事業展開の推進、今年の秋にもユネスコ無形文化遺産への登録が予定されている「八代妙見祭」の周知・活用など、本市の活性化に大きく寄与することが期待されるものに対し、特に力を入れて取り組んでまいります。
 昨年8月、本市は合併による新市誕生から10周年の節目を迎えました。
 市民の皆様と力をあわせ、山積する多くの課題の解決に取り組んでまいりましたこの10年間は、本市が新しい時代を切り拓くための「礎」を築いた期間であったと思っております。この節目を新たなスタートとして、私たちの郷土「八代市」を次の世代に誇りを持って引き継いでいくためにも、本市が抱える様々な課題の解決や将来を見据えた政策の実現に対し、積極的に挑戦してまいる所存でございます。
 私自身も、昨年9月で市長に就任してから丸2年となり、多くの皆様方のご支援・ご協力をいただきながら、市政運営の柱として掲げました「市長八策」の実現に向けて、鋭意取り組んできたところでございます。形として見えて来たものもあれば、まだまだ道半ばのものもありますが、いずれも着実に結果に繋げることができるよう、政策の実現に向けた取り組みを、更に加速化させてまいります。
 そこで、任期後半を迎え、現在の市政をとりまく環境との整合性を図るとともに、市民の皆様により分かりやすくお示しするために、この度、「市長八策」について、内容の補足や見直しを行っております。
具体的には、これまでの基本政策の内容を踏襲しつつ、施策との関連性を整理し、新たな視点で8つの政策を分かりやすく体系化し直しました。
 今後とも、市民の皆様や市議会と一体感を持って、市政の発展に努力してまいりますのでなお一層のご支援とご協力を賜わりますよう、お願い申し上げます。
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