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H25.11.25 市長メッセージ

最終更新日:
 
平成25年11月25日(月)
 
 今月上旬に発生しました台風30号により、フィリピンでは多くの方々が犠牲になられました。皆様のご冥福をお祈りし、被災者の方々にお見舞いを申し上げますとともに、本市におきましても、大規模な自然災害の発生に備え、「安心安全で災害に強いまちづくり」を進める必要性を、強く感じたところでございます。
 熊本県下では、10月27日から11月5日の10日間で、7人の方の尊い命が交通事故で奪われ、11月6日から15日まで、県内全域に「交通死亡事故多発警報」が発令されました。
 八代市におきましても、今年に入りまして8件の交通死亡事故が発生し、昨年同時期と比較して、6件の大幅な増となっておりますことから、先週20日、八代警察署、関係機関団体 及び 八代市によります、緊急の「交通事故防止総合対策会議」が開催され、交通事故防止に向けた話し合いが行われました。
 これから年末に向け、交通事故の増加が懸念されますことから、関係機関とも連携し、事故防止に向けた広報や啓発活動などの取り組みを、より一層、推進してまいります。

 それでは、最近の市政の動向についてご報告申し上げます。

 蒲島知事は、先月23日の定例記者会見において、八代港に大型貨物コンテナ船にも対応できる、「フルガントリークレーン」を整備すると発表されました。今回の知事の決定により、八代港の物流機能は大幅に向上し、新規航路の開設はもとより、県南地域の活性化にも大いに寄与することとなり、大変、喜ばしい決定であると受けとめております。
 次に、先般、林農林水産大臣は、2020年に開催される東京オリンピックの選手村について、「選手が使う施設をなるべく木で造り、畳の部屋で落ち着いていただきたい」との構想を発表されました。日本文化の畳を、全世界にアピールできるまたとない機会であり、「い草」の産地である八代市にとりまして、誠にありがたいご提案であると思っております。これを受けまして、10月31日から11月1日には、「東京オリンピック・パラリンピック」の関連施設やイベントで、「畳」や「い草製品」を活用してもらえるよう、国や東京都に対して要望活動を行っております。
 さらに、本年度、第2回目の政府要望を、今月14日と15日の2日間にわたり実施し、①八代地域の基幹作物である「い草」を守る為の各種支援の充実、 ②航路の早期完成等に関する八代港の整備促進、 ③坂本地域の河川改修や萩原堤防の補強等による球磨川水系治水対策の促進、 ④大鞘川河川改修事業の早期完成による治水対策の促進、 ⑤農業関連事業の促進と海岸堤防の強化及び老朽化した排水機場の更新、その他、3項目を加えて、現在、八代が抱えている課題8項目について、国土交通省、農林水産省等の関係省庁をはじめ、地元選出の国会議員に対して要望活動を行いました。
 次に、今月15日、国の文化審議会は、古麓城跡と麦島城跡、八代城跡の「八代城跡群」を国の「史跡」に指定するよう文部科学大臣に答申し、来年春には指定を受ける見込みとなりました。今回の指定は、中世から近世にかけて、八代の地が交通ばかりでなく、政治的、経済的にいかに重視されていたか物語るものであり、誠に意義深く喜ばしいものであります。国の指定史跡となります「八代城跡」周辺には、国指定名勝の「松浜軒」があり、また、本市には、国の重要無形民俗文化財である「八代妙見祭の神幸行事」もあります。これら国指定文化財の連携を図り、それぞれを活かした地域づくりを進め、八代の魅力を高めてまいります。その「妙見祭」の関連行事が17日からスタートし、今年で3回目の開催となります「八代演能会」では、妙見祭の笠鉾と縁の深い演目として「能・西王母」が披露されました。また、同日、「妙見祭」の後継者育成を目的とした「ちびっこ妙見祭」や「笠鉾組み立ての見学ツアー」も開催されております。前夜祭の「御夜」では、本町アーケードに「笠鉾」や「亀蛇」など、妙見祭の出し物が展示された他、「獅子舞フェスティバル」として、地元中嶋町をはじめ、宇土市と宇城市、氷川町の獅子舞が一堂に会し、祭りを盛り上げました。祭り本番の23日は、3年ぶりの晴天となり、多くの観光客で賑わいました。特に、今年は、「流鏑馬」も行列に加わり、約200年前に描かれた「妙見宮祭礼絵巻」に登場する行列の出し物が全て復活し、最も華やかであった江戸時代後期の行列が再現されました。
 次に、「妙見祭」、「九州国際スリーデーマーチ」とともに、八代の三大イベントであります「第26回やつしろ全国花火競技大会」を11月9日に開催し、素晴らしい秋空のもと、全国の有名花火師の皆さんがその技と華麗さを競い合いました。特に、大会の名物となりました「ミュージック花火」や「大玉の連発花火」は、約30万の観覧客を魅了し、花火師の皆さんからも「球磨川の広々とした河川敷は、打ち上げにも観覧にも最高の場所であり、間違いなく“日本一の花火大会”」との絶賛の言葉をいただきました。
 次に、先週17日には、球磨川河川緑地公園において、「八代市総合防災訓練」を実施し、第一部では、継続的な大雨による球磨川の増水を想定した「水害対処訓練」を、第二部では、日奈久断層帯を震源とする震度6強の地震発生を想定した「地震災害対処訓練」を行いました。また、今回は、サテライト会場の郡築小学校において、「郡築校区住民参加型防災訓練」を実施し、本市との災害協定により津波災害からの避難場所として指定している施設を利用し、住民の避難誘導訓練などを行いました。
 次に、毎年の恒例行事となりました「せんちょう い草の里まつり」をはじめ、東陽町の「しょうが祭り」、坂本町の「ふるさと祭り」、「五家荘紅葉祭」等も、それぞれの地域の特徴を活かし、市内外から沢山の参加者や観光客を集め、賑わいのある「八代の秋」となりました。
以上、市政の動向について、報告させていただきました。
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