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文化財さんぽ⑥?久連子鶏と古代踊り?

最終更新日:

 

文化財さんぽ⑥ 

久連子鶏と古代踊り
(くれこどりとこだいおどり)

〜2010年度吉川英治文化賞受賞〜

  【久連子鶏】
   ◆熊本県指定天然記念物・昭和40年2月25日指定
  【古代踊り】
   ◆国選択無形民俗文化財・昭和53年1月31日選択
   ◆熊本県指定重要無形民俗文化財・昭和37年4月13日指定

 久連子地区は、五家荘の中でも最も南の奥まったところにあり、「久連子鶏」と呼ばれる珍しい地鶏がいます。この鶏は、この地区で古くから舞われてきた古代踊りの笠飾りに使うため、300年以上にわたって飼い続けられてきたもので、長い尾羽を持つのが特徴です。
 平家の落人たちが、都をしのんで舞ったのが始まりと伝えられる古代踊りは、白い狩衣(かりぎぬ)に海老茶(えびちゃ)の袴(はかま)をつけ、久連子鶏の尾羽と花飾りをつけた花笠(「シャグマ」と呼ばれる)を被ります。1つの笠に300本ほどの尾羽が用いられ、踊り手の動きとともにしなやかな尾羽が揺れる風雅な踊りです。
 戦後、一時、数羽にまで減ってしまった久連子鶏ですが、現在は約80羽が飼育されています。踊り手の減少や高齢化も進む中、伝統の継承は並大抵のことではありませんが、お盆や八朔、彼岸の最終日に欠かさず踊られるのをはじめ、伝統芸能祭への出演や高校生への指導など、その保存と継承に努力されています。
 その功績が讃えられ、久連子古代踊り保存会が、2010年度の吉川英治文化賞(主催:財団法人吉川英治文化振興会)を受賞されました。この賞は、日本文化の向上に尽くし、讃えられるべき業績をあげながらも、報われることの少ない人や団体に贈呈される賞で、熊本県からは2例目の受賞となります。
 久連子鶏は、久連子古代の里や熊本市動植物園で見ることができます。

●「古代踊り」披露予定●
・ 4月下旬:五家荘郷土芸能祭
・ 6月上旬:泉町特産品祭
・ 8月15日:しょうろう祭 久連子古代の里 11:00〜
・ 9月第1日曜:八朔祭 久連子神社 11:00〜
・ 9月最終日曜または秋分の日:彼岸のさめ 久連子神社 11:00〜
・11月 3日:古代の里祭り
・10月下旬〜11月上旬の日曜日(紅葉祭):久連子古代の里 11:00〜
※披露日は年により変更があります。
 詳細は、泉支所総務振興課(0965−67−2111)にお問合せください。


古代踊り.jpg 久連子鶏 081129.jpg
久連子古代踊り 久連子鶏
 
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