文化財さんぽ①
八代城跡
(やつしろじょうあと)
〜石灰岩で築かれた白いお城〜
◆国指定史跡
◆平成26年3月18日指定
◆松江城町
八代の中心部に残る八代城は、今から390年前(元和5年・1619)、熊本藩主加藤忠広(かとうただひろ)の命を受けた八代城代加藤正方(かとうまさかた)によって築かれたお城です。
お城の石垣には、八代地方に多く産出する石灰岩が使われています。近年、本丸への表玄関であった東側入口(市役所側)が、江戸時代の姿に整備され、これまで土に埋もれていた石垣の下のほうが白いまま残っているのを見ることができます。
また、この入口にかかる橋には、八代城が完成した元和8年(1622)の年号が刻まれた擬宝珠(ぎぼし・欄干の柱頭につける宝珠形の飾り)が残っています。
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八代城の全景 |
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江戸時代の姿に整備された表玄関 |
元和八年銘擬宝珠 |