印(いん)鑰(にゃく)神社春季大祭が4月7日に行われ、市指定無形民俗文化財である「鮒取り神事」の会場となる鏡町の鏡ヶ池には、多くの見物客が集まりました。
この祭りは、印鑰神社の祭神である蘇我石川宿祢(そがのいしかわのすくね)がこの地を訪れたとき、地元の若者たちが鏡ヶ池に飛び込んで鮒を手掴みして献上し、もてなしたという伝承にちなんだ祭りで、毎年執り行われています。
この日、約70人の締め込み姿の若者が池に勢いよく飛び込み、鮒や鯉を手掴みして投げ上げました。その際、一緒に上がる池の泥が周囲の観客にかかり、大歓声が上がりました。この泥にあたると無病息災・厄除厄払のご利益があると伝えられています。
▲手掴みした魚を手にする若者
▲今年、無病息災間違いなし。元気いっぱい泥をかぶった子どもたち