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石工の里を歩きました!?平成25年度史跡めぐり?

最終更新日:
「歩き、観、触れる!東陽石橋群」

 5月25日(土)、平成25年度史跡めぐり(歩き、観、触れる!東陽石橋群)を実施しました。
 今回史跡めぐりを行った東陽町は、江戸時代末から昭和時代初期にかけて全国にたくさんのめがね橋を架けた石工集団「種山石工」発祥の地です。種山石工は、東京の万世橋や浅草橋をはじめ、県内でも通潤橋など数多くのめがね橋を手がけました。
 当日は朝から快晴。気温は高めで日中の温度上昇が懸念されましたが、史跡めぐりには申し分ない天気。30名を超える参加者が集まり、東陽石匠館・上塚館長の案内で東陽町のめがね橋を見学しました。


①鍛冶屋下橋(かじやしもばし)
 氷川支流、鍛冶屋谷の小川に架けられた石橋で、上流には鍛冶屋上橋(かじやかみばし)、鍛冶屋中橋(かじやなかばし)が架けられています。
鍛冶屋下橋


②白髪山天然橋(しらかみやまてんねんばし)
 東陽町五反田の白髪山南麓にあるアーチ橋状の形をした岩盤です。九万年ほど前に起こった阿蘇の火砕流(かさいりゅう)が堆積して溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)となり、永い年月の浸食によって現在のような形が作りだされたそうです。

白髪山天然橋
↑今回は、少し離れた菅原神社(白髪天神)付近から見学しました。
菅原神社
↑菅原神社境内にある石灯籠。竿にひねりのあるものは珍しいそうです。


③蓑堂の棚田(みのどうのたなだ)
 棚田とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のことです。蓑堂の棚田は昔は水田でしたが、現在はしょうが畑になっています。

蓑堂の棚田.JPG
↑当日は車窓からの見学でしたので、前日(5月24日)に撮影した写真を掲載しました。


④鹿路橋(ろくろばし)
 河俣川の最も上流に架かる石橋です。
鹿路橋①


⑤笠松橋(かさまつばし)
 河俣川に架かる石橋で、東陽町にある石橋の中で最大のものです。橋の周辺には棚田風の公園が広がります。最近は、アニメ「夏目友人帳」にも登場したそうで、遠方からの観光客も多いとか。
 ※笠松橋では、日没から夜の10時頃まで夜間ライトアップを行っているそうです。

笠松橋③

笠松橋②

笠松橋①


⑥谷川橋(たにがわばし)
 河俣川の最も下流に架かる石橋で、アーチが扁平になっているのが特徴です。近くにある河俣阿蘇神社(かわまたあそじんじゃ)も見学しました。
谷川橋
↑谷川橋
河俣阿蘇神社②
↑谷川橋から見た河俣阿蘇神社社殿
河俣阿蘇神社天井画
↑河俣阿蘇神社拝殿の天井画。2010年度に八代工業高校インテリア科の生徒たちが復元制作を行いました
河俣阿蘇神社①
↑河俣阿蘇神社境内
狛犬.jpg
↑境内の石灯籠の上の可愛らしい狛犬


⑦山口橋(やまぐちばし)
 美生川に架かる最も下流にある石橋です。
山口橋


⑧鶴下村中橋(つるしもむらなかばし)
 美生川に架かる石橋で、山口橋のすぐ上流にあります。
鶴下村中橋


⑨東陽石匠館(とうようせきしょうかん)
 東陽町の石橋文化を象徴する「石橋博物館」。建物は、建築家・木島安史(きじまやすふみ)氏の設計で、壁面と丸屋根は地元で採れる溶結凝灰岩を使用しています。
 今回は館内で上塚館長の講和を聞き、正午過ぎに解散しました。
 皆様、お疲れ様でした!
石匠館②




【お知らせ】
 今回の史跡めぐりの資料は文化まちづくり課窓口で配布しておりますので、お気軽にお立ちよりください。
 また、文化まちづくり課では年1回のペースで史跡めぐりを実施しております。実施の際には市報やホームページで参加者を募集します。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
 ※最近の史跡めぐりコース
  平成21年度 古麓城跡めぐり
  平成22年度 麦島城跡めぐり
  平成23年度 八代城跡めぐり
  平成24年度 二見石橋群めぐり
  平成25年度 東陽石橋めぐり



★石橋について詳しく知りたい方は……東陽石匠館のホームページへ
このページに関する
お問い合わせは
(ID:1766)
八代市役所   〒866-8601  熊本県八代市松江城町1-25   Tel:0965-33-4111(代)     

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